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アラビアオリックスの保護区
アラビアオリックスの保護区は中東・西アジアの国でアラビア半島東南端に位置するオマーンの中央部にある面積約2750000ヘクタールに及ぶ自然保護区で、1994年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
このアラビアオリックスの保護区は、野生種が絶滅したアラビアオリックス(ウシ科のレイヨウの一種)を野生に近い状態で保護・育成することを目的とした保護区として自然遺産に登録されました。
丘が連なる砂漠地帯のジダット・アル・ハラシース平原のこのアラビアオリックスの保護区は、ユニコーンのモデルとなった動物と言われているアラビアオリックスの生息地でしたが、美しい角を持っているために密猟の対象とされ1972年に野生種は絶滅してしまったために、1982年にアメリカ動植物保護協会から譲り受けた10頭のアラビアオリックスをこの地で保護し、放し飼いで野性に帰す保護活動をしていました。
世界遺産登録から2年後の1996年には約450頭にまで増えたアラビアオリックスでしたが、密猟対策が不十分であったりオマーン政府が資源開発のためアラビアオリックスの保護区の90%を削減を決定した結果、「条約履行のための作業指針」に違反し「顕著な普遍的価値」を破壊するとしたユネスコ世界遺産委員会により、2007年に世界遺産から登録抹消されました。
これは世界遺産条約1975年に発効して以来初めてのことだそうです。
現在アラビアオリックスの生息数は密猟や生息地の環境悪化のために約65頭にまで減少していると言われています。
アラビアオリックスの保護区 Arabian Oryx Sanctuary 所在国:オマーン国 世界遺産登録年数:1994年 世界遺産の種類:自然遺産 ※2007年登録抹消 |
アラビアオリックスの保護区は中東・西アジアの国でアラビア半島東南端に位置するオマーンの中央部にある面積約2750000ヘクタールに及ぶ自然保護区で、1994年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
このアラビアオリックスの保護区は、野生種が絶滅したアラビアオリックス(ウシ科のレイヨウの一種)を野生に近い状態で保護・育成することを目的とした保護区として自然遺産に登録されました。
丘が連なる砂漠地帯のジダット・アル・ハラシース平原のこのアラビアオリックスの保護区は、ユニコーンのモデルとなった動物と言われているアラビアオリックスの生息地でしたが、美しい角を持っているために密猟の対象とされ1972年に野生種は絶滅してしまったために、1982年にアメリカ動植物保護協会から譲り受けた10頭のアラビアオリックスをこの地で保護し、放し飼いで野性に帰す保護活動をしていました。
世界遺産登録から2年後の1996年には約450頭にまで増えたアラビアオリックスでしたが、密猟対策が不十分であったりオマーン政府が資源開発のためアラビアオリックスの保護区の90%を削減を決定した結果、「条約履行のための作業指針」に違反し「顕著な普遍的価値」を破壊するとしたユネスコ世界遺産委員会により、2007年に世界遺産から登録抹消されました。
これは世界遺産条約1975年に発効して以来初めてのことだそうです。
現在アラビアオリックスの生息数は密猟や生息地の環境悪化のために約65頭にまで減少していると言われています。
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アーグラ城塞
アーグラ城塞はインドのウッタル・プラデーシュ州に属する最大の都市アーグラにあり、デリーの南東約180キロメートル、ジャイプルの東約220キロメートル、ラクナウーから西に約300キロメートルに位置する赤砂岩の城塞で、1983年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
アーグラ城塞はムガル帝国というイスラム王朝の第3皇帝アクバルが1565年から1573年にかけてもともとアーグラを支配していたローディ王朝が築いた城を大々的に改築した城塞で、後に造られたデリー城と同じく 「赤い城」と呼ばれています。
赤砂岩で囲まれた城塞の中には宮殿などさまざまな建築物が建てられ、有名な建築物としてタージ・マハルの建設を命じたシャー・ジャハーンが7年間幽閉されていた囚われの塔(ムサンマン・ブルジュ)と呼ばれる白大理石の装飾が美しい八角形の塔や、4代皇帝ジャハーンギールの為に1570年に建てられた精密な彫刻が施されたジャハーンギール宮殿、大理石で造られたモスクなどがあります。
アーグラ城塞は第6代皇帝アウラングゼーブ・アーラムギルまでの間、代々皇帝の居城として使われており、背後の東面に約2.5キロメートルに渡ってヤムナー川に面しており、天然の要塞・城塞となっています。
アーグラ城塞 Agra Fort 所在国:インド 世界遺産登録年数:1983年 世界遺産の種類:文化遺産 |
アーグラ城塞はインドのウッタル・プラデーシュ州に属する最大の都市アーグラにあり、デリーの南東約180キロメートル、ジャイプルの東約220キロメートル、ラクナウーから西に約300キロメートルに位置する赤砂岩の城塞で、1983年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
アーグラ城塞はムガル帝国というイスラム王朝の第3皇帝アクバルが1565年から1573年にかけてもともとアーグラを支配していたローディ王朝が築いた城を大々的に改築した城塞で、後に造られたデリー城と同じく 「赤い城」と呼ばれています。
赤砂岩で囲まれた城塞の中には宮殿などさまざまな建築物が建てられ、有名な建築物としてタージ・マハルの建設を命じたシャー・ジャハーンが7年間幽閉されていた囚われの塔(ムサンマン・ブルジュ)と呼ばれる白大理石の装飾が美しい八角形の塔や、4代皇帝ジャハーンギールの為に1570年に建てられた精密な彫刻が施されたジャハーンギール宮殿、大理石で造られたモスクなどがあります。
アーグラ城塞は第6代皇帝アウラングゼーブ・アーラムギルまでの間、代々皇帝の居城として使われており、背後の東面に約2.5キロメートルに渡ってヤムナー川に面しており、天然の要塞・城塞となっています。
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雲南(ユナン)三江併流の保護地域群
雲南(ユナン)三江併流の保護地域群は中国(中華人民共和国)の雲南省北部のデチェン蔵族自治州、怒江リス族自治州を平行に流れている約170万ヘクタールの地域で、チベット高原に源流を持つ3つの大河である金沙江(長江上流部)、瀾滄江(メコン川上流部)、怒江(サルウィン川上流部)が合流しているところで、2003年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
三江併流とはすなわち3つの川(三江)が合流している(併流)という意味の言葉で、3つの川は平行に険しい渓谷に沿って北から南に流れています。
それぞれの川の間には6000メートルを越す氷河に覆われた高峰により分けられており、地域内の気候の多様性から動植物層が非常に豊富です。
動物種791種のうち中国固有の種が198種、植物は中国固有種の2700種を含む約6000種が生息していると言われています。
また民族的にも多くの少数民族が居住していることでも知られています
雲南(ユナン)三江併流の保護地域群 Three Parallel Rivers of Yunnan Protected Areas 所在国:中国(中華人民共和国) 世界遺産登録年数:2003年 世界遺産の種類:自然遺産 |
雲南(ユナン)三江併流の保護地域群は中国(中華人民共和国)の雲南省北部のデチェン蔵族自治州、怒江リス族自治州を平行に流れている約170万ヘクタールの地域で、チベット高原に源流を持つ3つの大河である金沙江(長江上流部)、瀾滄江(メコン川上流部)、怒江(サルウィン川上流部)が合流しているところで、2003年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
三江併流とはすなわち3つの川(三江)が合流している(併流)という意味の言葉で、3つの川は平行に険しい渓谷に沿って北から南に流れています。
それぞれの川の間には6000メートルを越す氷河に覆われた高峰により分けられており、地域内の気候の多様性から動植物層が非常に豊富です。
動物種791種のうち中国固有の種が198種、植物は中国固有種の2700種を含む約6000種が生息していると言われています。
また民族的にも多くの少数民族が居住していることでも知られています