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チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園
チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園はインドの西部にあるグジャラート州のチャンパネール村にある非常に多くの考古遺跡が密集する地域です。
この地域には先史時代の考古遺跡から初期ヒンドゥー文化の要塞遺跡、さらには15世紀にイスラム教徒のムハマッド・ベガタにより築かれた都市遺跡など極めて幅広い時代の遺跡が残されており、2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
チャンパネール−パーヴァガドゥ遺跡公園は城壁に囲まれたチャンパネール村と、そこから南西へ約4kmの位置にあるパーヴァガドゥ山の二つの地域に分けられます。
チャンパネールは8世紀頃にヒンドゥー教の王国であったチャウハン朝時代に築かれ14世紀まで栄えた都市で、要塞、宮殿、宗教施設、住居、水道設備などが建設されました。
しかし1553年にはムガル帝国に滅ぼされたため、チャンパネール遺跡はムガル帝国がインドを支配する以前の都市の姿を完全に残した唯一の都市遺跡となっています。
ケウラーモスク、ジャミーモスクなどの代表的なモスクはイスラム様式ではなくインドの文化を色濃く反映させており、インド・イスラム様式といえる2つの文化の融合された独自のものとなっています。
またパーヴァガドゥ山のカーリーカマタ寺院はヒンドゥー教徒の聖地であり現在も熱心な信者の信仰の拠り所となっています。
チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園 Champaner-Pavagadh Archaeological Park 所在国:インド 世界遺産登録年数:2004年 世界遺産の種類:文化遺産 |
チャンパネール-パーヴァガドゥ遺跡公園はインドの西部にあるグジャラート州のチャンパネール村にある非常に多くの考古遺跡が密集する地域です。
この地域には先史時代の考古遺跡から初期ヒンドゥー文化の要塞遺跡、さらには15世紀にイスラム教徒のムハマッド・ベガタにより築かれた都市遺跡など極めて幅広い時代の遺跡が残されており、2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
チャンパネール−パーヴァガドゥ遺跡公園は城壁に囲まれたチャンパネール村と、そこから南西へ約4kmの位置にあるパーヴァガドゥ山の二つの地域に分けられます。
チャンパネールは8世紀頃にヒンドゥー教の王国であったチャウハン朝時代に築かれ14世紀まで栄えた都市で、要塞、宮殿、宗教施設、住居、水道設備などが建設されました。
しかし1553年にはムガル帝国に滅ぼされたため、チャンパネール遺跡はムガル帝国がインドを支配する以前の都市の姿を完全に残した唯一の都市遺跡となっています。
ケウラーモスク、ジャミーモスクなどの代表的なモスクはイスラム様式ではなくインドの文化を色濃く反映させており、インド・イスラム様式といえる2つの文化の融合された独自のものとなっています。
またパーヴァガドゥ山のカーリーカマタ寺院はヒンドゥー教徒の聖地であり現在も熱心な信者の信仰の拠り所となっています。
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安徽(エンフィ)南部の古村落−西逓(シーディ)・宏村(ホンツゥン)
安徽(エンフィ)南部の古村落−西逓(シーディ)・宏村(ホンツゥン)は中国(中華人民共和国)の安徽省は黄山の麓、黒多県の明時代のものが29棟、清時代のものが3600棟あまりも残っている古民家群で、北宋時代に形成された祠堂、牌楼、古民家などの建築群3600棟がほぼ完全に保存されており、2000年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
建築様式は「徽州建築」「徽州派」「徽派」と呼ばれる独特の風格と精巧な窓枠彫刻で有名で、レンガ、木と大理石の彫刻技術が優れ、豪華で上品に造られています。
その中で最も有名な村が西逓(シーディ)と宏村(ホンツゥン)であり、西逓(シーディ)は村の面積は約13ヘクタールで、胡氏一族の繁栄を象徴する巨大なシンボルである牌坊や、胡文光刺使坊、瑞玉庭、桃李園、西園、東園、大夫第、敬愛堂、青雲軒、膺福堂、篤敬堂、凌雲閣、履福堂など多くの建築物が精緻で壮麗なたたずまいを今に伝えています。
宏村(ホンツゥン)は1131年に建てられた牛の形をした古い村で「牛型村落」とも呼ばれており、山・2本の大木・4つの石橋・数百件の民家をそれぞれ牛の体の頭部、角、足、胴体に見立てて造られています。
牛の腸に見立てられている村中を巡っているクリークは山の泉から水を引いて各民家の前まで導かれており、現在でも生活・生産・防火・気候調節・環境美化・空気浄化など多くの機能をもつ人工水路網として利用されています。
清時代に塩問屋として財をなした豪商の豪邸である承志堂は煉瓦と木を組み合わせた精緻で豪華な造りになっており、湖に写る古民家群と黄山山脈は世界で最も美しい村、中国画の郷とも言われています。
安徽(エンフィ)南部の古村落−西逓(シーディ)・宏村(ホンツゥン) Ancient Villages in Southern Anhui - Xidi and Hongcun 所在国:中国(中華人民共和国) 世界遺産登録年数:2000年 世界遺産の種類:文化遺産 |
安徽(エンフィ)南部の古村落−西逓(シーディ)・宏村(ホンツゥン)は中国(中華人民共和国)の安徽省は黄山の麓、黒多県の明時代のものが29棟、清時代のものが3600棟あまりも残っている古民家群で、北宋時代に形成された祠堂、牌楼、古民家などの建築群3600棟がほぼ完全に保存されており、2000年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
建築様式は「徽州建築」「徽州派」「徽派」と呼ばれる独特の風格と精巧な窓枠彫刻で有名で、レンガ、木と大理石の彫刻技術が優れ、豪華で上品に造られています。
その中で最も有名な村が西逓(シーディ)と宏村(ホンツゥン)であり、西逓(シーディ)は村の面積は約13ヘクタールで、胡氏一族の繁栄を象徴する巨大なシンボルである牌坊や、胡文光刺使坊、瑞玉庭、桃李園、西園、東園、大夫第、敬愛堂、青雲軒、膺福堂、篤敬堂、凌雲閣、履福堂など多くの建築物が精緻で壮麗なたたずまいを今に伝えています。
宏村(ホンツゥン)は1131年に建てられた牛の形をした古い村で「牛型村落」とも呼ばれており、山・2本の大木・4つの石橋・数百件の民家をそれぞれ牛の体の頭部、角、足、胴体に見立てて造られています。
牛の腸に見立てられている村中を巡っているクリークは山の泉から水を引いて各民家の前まで導かれており、現在でも生活・生産・防火・気候調節・環境美化・空気浄化など多くの機能をもつ人工水路網として利用されています。
清時代に塩問屋として財をなした豪商の豪邸である承志堂は煉瓦と木を組み合わせた精緻で豪華な造りになっており、湖に写る古民家群と黄山山脈は世界で最も美しい村、中国画の郷とも言われています。
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チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)はインド最大の商業都市である西海岸のマハラシュトラ州の州都のムンバイ(1995年にボンベイから現地語発音のムンバイに改名)南部のフォート地区の北端にあります。
イギリスの植民地時代であった1888年に造られ、ヴィクトリア朝のゴシック・リヴァイヴァル建築とインドの伝統的建築が融合させた荘厳で華麗な駅舎であり、2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)は建築家フレデリック・ウィリアム・スティーヴンスによって設計され、完成までに10年の歳月が掛かりました。
当時はヴィクトリア女王時代であったために「ヴィクトリア駅(Victoria Terminus:VT)」と名付けられましたが、ヒンドゥー・ナショナリズムの風潮もあり、1996年に17世紀のマラータ王国の王チャトラパティ・シヴァージー(Chhatrapati Shivaji)にちなんで「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(Chhatrapati Shivaji Terminus:CST)」と改名されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)は19世紀の鉄道駅建築として非常に進歩的な構造と技術力を持っており、今も現役のインドで最も乗降客の多い駅として活躍しています。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス) Chhatrapati Shivaji Terminus (formerly Victoria Terminus) 所在国:インド 世界遺産登録年数:2004年 世界遺産の種類:文化遺産 |
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)はインド最大の商業都市である西海岸のマハラシュトラ州の州都のムンバイ(1995年にボンベイから現地語発音のムンバイに改名)南部のフォート地区の北端にあります。
イギリスの植民地時代であった1888年に造られ、ヴィクトリア朝のゴシック・リヴァイヴァル建築とインドの伝統的建築が融合させた荘厳で華麗な駅舎であり、2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)は建築家フレデリック・ウィリアム・スティーヴンスによって設計され、完成までに10年の歳月が掛かりました。
当時はヴィクトリア女王時代であったために「ヴィクトリア駅(Victoria Terminus:VT)」と名付けられましたが、ヒンドゥー・ナショナリズムの風潮もあり、1996年に17世紀のマラータ王国の王チャトラパティ・シヴァージー(Chhatrapati Shivaji)にちなんで「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(Chhatrapati Shivaji Terminus:CST)」と改名されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)は19世紀の鉄道駅建築として非常に進歩的な構造と技術力を持っており、今も現役のインドで最も乗降客の多い駅として活躍しています。