オビエド歴史地区とアストゥリアス王国の建造物群

オビエド歴史地区とアストゥリアス王国の建造物群 Monuments of Oviedo and the Kingdom of the Asturias 所在国：スペイン王国 世界遺産登録：1985年、1998年 種類：文化遺産

オビエド歴史地区とアストゥリアス王国の建造物群は、スペイン北部に位置するアストゥリアス州(Asturias)の文化遺産で、オビエド(Oviedo)は州都になります。

アストゥリアスは8世紀始めに、イスラム教徒によって征服されましたが、8世紀末ごろ再びキリスト教徒に奪回されました。

9世紀には、このイベリア半島のアストゥリアス王国で、キリスト教が続いており、プレ・ロマネスク様式の構造上とスタイルを持つ大聖堂や教会が多く建てられました。

この遺産は、サンタ・マリア・デル・ナランコ教会(Santa Maria del Naranco)、サン・ミゲル・デ・リリョ教会(San Miguel de Lillo)、サンタ・クリスティナ・デ・レナ教会(Santa Cristina de Lena)、カマラ・サンタ・デ・オビエド(Camara Santa de Oviedo)、サン・フリアン・デ・ロス・プラドス教会(San Julian de los Prados)、などの歴史地区のまわりで見ることができます。

また、フォンカラダの泉では、驚くべき現代的な技術を見ることができます。

オビエドとアストゥリアス王国の建造物は、多くの観光客が訪れる文化遺産です。

古都奈良の文化財

古都奈良の文化財 Historic Monuments of Ancient Nara 所在国：日本 世界遺産登録：1998年 種類：文化遺産

古都奈良の文化財は、奈良市地域に存在する多くの歴史的な寺院などを含む文化遺産です。

奈良は、710年から784年の間、日本の都でした。

この期間に奈良は大きな繁栄を果たし、その後の日本文化の源泉となりました。

平城京から始まる奈良時代は、仏教文化が花開き、天平文化が栄えました。

平城京は、碁盤目状に整然と区画された当時の大都市で、宮殿や寺院、市場が建設され大きな賑わいを見せました。

東大寺、元興寺、薬師寺、唐招提寺、春日大社、などは今も残る文化遺産です。

また、大仏建立の国家的な大事業が行われ、今でも奈良の大仏として有名です。

さらに、唐僧の鑑真和上を招聘し、唐招提寺が創建されました。

多くの寺院や建立物だけでなく、平城宮跡、春日山原始林など見所が多く保存されています。

古都奈良の文化財は、古い歴史を誇る日本を代表する文化遺産です。

黄龍（ホワンロン）の景観と歴史地域

黄龍（ホワンロン）の景観と歴史地域 Huanglong Scenic and Historic Interest Area 所在国：中華人民共和国 世界遺産登録：1992年 種類：自然遺産

黄龍（ホワンロン）の景観と歴史地域は、中国四川省の北西部に位置する自然遺産です。

日本語では、「こうりゅう」と呼ばれる、黄龍風景区です。

黄竜渓谷は、山の景観とともに多様な森の生態系を持ち、ジャイアントパンダや金糸猴など、絶滅種に近い貴重な生物の生息地ともなっています。

眠山山脈の眼下に広がる彩池、雪山、峡谷、森林は、四絶と呼ばれる景勝です。

黄龍の見どころは、眠山山脈から流れ出た石灰岩質を含む水が造りだす、自然の棚田のような造形美を表す池の連なりです。

代表的な黄竜の五彩池(ごさいち)は、標高3552mにある最大規模の彩池群で、約700個近い棚田のような池が連なっています。

乳白色の石灰岩が自然の曲線を示す棚田の造形美とエメラルドグリーンが神秘的な風景を醸しだします。

標高の高い澄み切った空気が、さらに光景を鮮やかにします。