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南部小ポーランドの木造教会群
南部小ポーランドの木造教会群とは、「リトル・ポーランド南部の木造教会群」とも呼ばれますが、2003年に世界遺産に登録された、小ポーランド(マウォ・ポルスカ)地方のクラクフより南東の地域に点在する、中世東欧・北欧に特徴的なゴシック式木造カトリック教会群のことを指します。
デンブノ、リプニッツァ・ムロヴァナ、ビナロヴァ、ブリズネ、ハチュフ、センコヴァの木造教会は、歴史的価値だけではなく、建築様式や、内部の装飾も非常に貴重な遺産となっています。
ポーランドの南東部に位置するリトルポーランド(マウォポルスカ)地方には、 14世紀から19世紀にかけて建造されたいくつもの木造教会が残されています。
これらの木造教会には、この地方特有の内部壁画や細部の装飾のほか、 のどかな風景の中にたたずむ姿が、観上の観点からも重要視されています。
代表的な教会としては、 多色彩色のヴォールトやゴシック彫像が特筆される ビナロヴァの教会(1500年頃)、特徴的な三角屋根の センコヴァの教会(1520年)、 南ポーランドのレムコ様式の古典的作例と言われる ブリズネの教会(1643年)などがあります。
ポーランドより登録申請された「リトル・ポーランド南部の木造教会群」の範囲は、 ビナロヴァ、ブリズネ、デンブノ、ハチュフ、リプニッツァ・ムロヴァナ、センコヴァの各町にある教会です。
この地方には歴史的な木造教会が無数にあり、 将来的にはポーランド、スロバキア、ウクライナ、ルーマニアの4か国での共同登録も計画されています。
南部小ポーランドの木造教会群 Wooden Churches of Southern Little Poland 所在国:ポーランド 世界遺産登録: 2003年 種類:文化遺産 |
南部小ポーランドの木造教会群とは、「リトル・ポーランド南部の木造教会群」とも呼ばれますが、2003年に世界遺産に登録された、小ポーランド(マウォ・ポルスカ)地方のクラクフより南東の地域に点在する、中世東欧・北欧に特徴的なゴシック式木造カトリック教会群のことを指します。
デンブノ、リプニッツァ・ムロヴァナ、ビナロヴァ、ブリズネ、ハチュフ、センコヴァの木造教会は、歴史的価値だけではなく、建築様式や、内部の装飾も非常に貴重な遺産となっています。
ポーランドの南東部に位置するリトルポーランド(マウォポルスカ)地方には、 14世紀から19世紀にかけて建造されたいくつもの木造教会が残されています。
これらの木造教会には、この地方特有の内部壁画や細部の装飾のほか、 のどかな風景の中にたたずむ姿が、観上の観点からも重要視されています。
代表的な教会としては、 多色彩色のヴォールトやゴシック彫像が特筆される ビナロヴァの教会(1500年頃)、特徴的な三角屋根の センコヴァの教会(1520年)、 南ポーランドのレムコ様式の古典的作例と言われる ブリズネの教会(1643年)などがあります。
ポーランドより登録申請された「リトル・ポーランド南部の木造教会群」の範囲は、 ビナロヴァ、ブリズネ、デンブノ、ハチュフ、リプニッツァ・ムロヴァナ、センコヴァの各町にある教会です。
この地方には歴史的な木造教会が無数にあり、 将来的にはポーランド、スロバキア、ウクライナ、ルーマニアの4か国での共同登録も計画されています。
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ロルシュの王立修道院とアルテンミュンスター
ロルシュの王立修道院とアルテンミュンスターとは、ドイツのロルシュという町にある建てられた当時のまま現存する修道院のことで、1991年に世界文化遺産に登録されました。
ロルシュは、ドイツ中西部のフランクフルトとハイデルベルグの中間にあるヘッセン州の町です。
ライン川岸にあるアルテンミュンスター修道院は、763年にフランク王国のカロリング朝(751〜987年)の修道院として創建されたものです。
当時の建築様式が、現在も良好な保存状態で見ることができます。
また、ロマネスク様式の聖堂は、ローマ時代後期の800年前後に建てられ、オリジナルのまま現存するこの時代の建築物としては最古の帝国僧院跡だと言われています。
8世紀末〜9世紀初頭に建てられた「王の門」と呼ばれる凱旋門、納屋が建てられ、9世紀に入ると600冊に及ぶ写本を有した図書館などが、城壁の内側に建てられました。
9世紀末には修道僧の学問と、修行の場として繁栄し、なかでも、帝国末期のサクソンに対する凱旋門は、カール大帝の勝利を記念して建てられたものです。
ロルシュの王立修道院とアルテンミュンスター Abbey and Altenmunster of Lorsch 所在国:ドイツ 世界遺産登録:1991年 種類:文化遺産 |
ロルシュの王立修道院とアルテンミュンスターとは、ドイツのロルシュという町にある建てられた当時のまま現存する修道院のことで、1991年に世界文化遺産に登録されました。
ロルシュは、ドイツ中西部のフランクフルトとハイデルベルグの中間にあるヘッセン州の町です。
ライン川岸にあるアルテンミュンスター修道院は、763年にフランク王国のカロリング朝(751〜987年)の修道院として創建されたものです。
当時の建築様式が、現在も良好な保存状態で見ることができます。
また、ロマネスク様式の聖堂は、ローマ時代後期の800年前後に建てられ、オリジナルのまま現存するこの時代の建築物としては最古の帝国僧院跡だと言われています。
8世紀末〜9世紀初頭に建てられた「王の門」と呼ばれる凱旋門、納屋が建てられ、9世紀に入ると600冊に及ぶ写本を有した図書館などが、城壁の内側に建てられました。
9世紀末には修道僧の学問と、修行の場として繁栄し、なかでも、帝国末期のサクソンに対する凱旋門は、カール大帝の勝利を記念して建てられたものです。
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マデイラ諸島のラウリシルヴァ
マデイラ諸島のラウリシルヴァとは、1999年に世界遺産に登録された原生林で、ポルトガルのマデイラ諸島の主島であるマデイラ島に分布する照葉樹林原生林(ラウリシルヴァ)のことをいいます。
第四紀更新世における、ヨーロッパを包み込んだ氷河の影響を奇跡的に免れた、モロッコ・アルジェリア領内にあるアトラト山脈北稜、カナリア諸島のゴメラ島のガラホナイ国立公園(世界遺産)を中心とした区域、それから、ラ・パルマ島の特に北東部と、テネリフェ島の北部の狭い区域、アソーレス諸島の一部の島々と並び、これらは、氷河期以前のヨーロッパにおける植生分布の典型として非常に貴重だといえます。
太平洋周縁と異なり、氷河気候が卓越した中で照葉樹林がほとんど残らなかった大西洋周縁の照葉樹林原生林としても非常に重要です。
このため正式には「遺存型照葉樹林」と呼ばれています。
なお、ポルトガル語名の「ラウリシルヴァ」(スペイン語名では「ラウリシルバ」)は、「月桂樹林」と誤訳されることが多いのですが、実際は月桂樹が優占する単相林ではなく、多様な常緑広葉樹及び常緑針葉樹から成る森林のことを指します。
マデイラ諸島のラウリシルヴァ Laurisilva of Madeira 所在国:ポルトガル共和国 世界遺産登録:1999年 種類:自然遺産 |
マデイラ諸島のラウリシルヴァとは、1999年に世界遺産に登録された原生林で、ポルトガルのマデイラ諸島の主島であるマデイラ島に分布する照葉樹林原生林(ラウリシルヴァ)のことをいいます。
第四紀更新世における、ヨーロッパを包み込んだ氷河の影響を奇跡的に免れた、モロッコ・アルジェリア領内にあるアトラト山脈北稜、カナリア諸島のゴメラ島のガラホナイ国立公園(世界遺産)を中心とした区域、それから、ラ・パルマ島の特に北東部と、テネリフェ島の北部の狭い区域、アソーレス諸島の一部の島々と並び、これらは、氷河期以前のヨーロッパにおける植生分布の典型として非常に貴重だといえます。
太平洋周縁と異なり、氷河気候が卓越した中で照葉樹林がほとんど残らなかった大西洋周縁の照葉樹林原生林としても非常に重要です。
このため正式には「遺存型照葉樹林」と呼ばれています。
なお、ポルトガル語名の「ラウリシルヴァ」(スペイン語名では「ラウリシルバ」)は、「月桂樹林」と誤訳されることが多いのですが、実際は月桂樹が優占する単相林ではなく、多様な常緑広葉樹及び常緑針葉樹から成る森林のことを指します。