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カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョ邸宅群
カゼルタはナポリの北25Kmにあります。
カゼルタの王宮はブルボン家のカルロス7世が1752年、建設に着手し、数千人の人員と30年の年月をかけて、ベルサイユ宮殿やマドリードの王宮をしのぐものを造営するために作らせたものです。
その規模は巨大で、パッケージツアーでは全体の見学には時間が足りないでしょう。
王宮内部は華麗なバロック装飾で飾られ、1200もの部屋と34もの階段をを持つ宮殿の後ろには120万平方メートルもの庭園が開けています。
ヴァンヴィテッリの水道橋とは、庭園の噴水、水盤、池、泉に水を満たすために、建築家のヴァンヴィテッリが40Km離れた山から水を引き込むために作ったものです。
この水道管はカロリーノと呼ばれ、そのスケールの壮大さに圧倒されます。
しかし、最終的にはナポリの執務機能をここに移転し、都市国家を作ろうとしましたが、途中で計画は中断しました。
また近隣のサン・レウチョには王立絹織物工場があります。
まだ知名度が低いためか、日本人もあまり訪れない場所のようですが、ナポリから近いので、一見の価値はあります。
カゼルタの18世紀の王宮と公園、ヴァンヴィテッリの水道橋とサン・レウチョ邸宅群 18th-Century Royal Palace at Caserta with the Park, the Aqueduct of Vanvitelli, and the San Leucio Complex 所在国:イタリア 世界遺産登録:1997年 種類:文化遺産 |
カゼルタはナポリの北25Kmにあります。
カゼルタの王宮はブルボン家のカルロス7世が1752年、建設に着手し、数千人の人員と30年の年月をかけて、ベルサイユ宮殿やマドリードの王宮をしのぐものを造営するために作らせたものです。
その規模は巨大で、パッケージツアーでは全体の見学には時間が足りないでしょう。
王宮内部は華麗なバロック装飾で飾られ、1200もの部屋と34もの階段をを持つ宮殿の後ろには120万平方メートルもの庭園が開けています。
ヴァンヴィテッリの水道橋とは、庭園の噴水、水盤、池、泉に水を満たすために、建築家のヴァンヴィテッリが40Km離れた山から水を引き込むために作ったものです。
この水道管はカロリーノと呼ばれ、そのスケールの壮大さに圧倒されます。
しかし、最終的にはナポリの執務機能をここに移転し、都市国家を作ろうとしましたが、途中で計画は中断しました。
また近隣のサン・レウチョには王立絹織物工場があります。
まだ知名度が低いためか、日本人もあまり訪れない場所のようですが、ナポリから近いので、一見の価値はあります。
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オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地
オークニー諸島は、スコットランドの北にある大小約70の島からなる島々です。
スコットランド北端からわずか15Kmの距離です。
主島のメーンランド島のほか、ホイ島、サンデー島、ウェストレー島など約20の島に住民が住んでいます。
諸島内にはゴードン・チャイルドが調査を行ったスカラ・ブラエなど石器時代の遺跡もありますが、その後ピクト族が定住、875年から1231年まではノルウェー国王下のバイキング領主が支配しました。
のちデンマーク王の手を経て1472年にスコットランド領となり、1889年にオークニー州が創設されました。
州都はメーンランド島中央部のカークウォールで、市内にはノルマン風のセント・マグヌス大聖堂があります。
新石器時代の遺跡ですが、最大の遺跡は主島のメーンランド島にあり、巨大な墓所や儀式用の環状列石や住居などがあり、これらの遺跡は、起源前3000-2000年ころの人々の文化がどのようなものだったのかがうかがい知れるものとして大変貴重です。
オークニー諸島の新石器時代遺跡中心地 Heart of Neolithic Orkney 所在国:イギリス・スコットランド 世界遺産登録:1999年 種類:文化遺産 |
オークニー諸島は、スコットランドの北にある大小約70の島からなる島々です。
スコットランド北端からわずか15Kmの距離です。
主島のメーンランド島のほか、ホイ島、サンデー島、ウェストレー島など約20の島に住民が住んでいます。
諸島内にはゴードン・チャイルドが調査を行ったスカラ・ブラエなど石器時代の遺跡もありますが、その後ピクト族が定住、875年から1231年まではノルウェー国王下のバイキング領主が支配しました。
のちデンマーク王の手を経て1472年にスコットランド領となり、1889年にオークニー州が創設されました。
州都はメーンランド島中央部のカークウォールで、市内にはノルマン風のセント・マグヌス大聖堂があります。
新石器時代の遺跡ですが、最大の遺跡は主島のメーンランド島にあり、巨大な墓所や儀式用の環状列石や住居などがあり、これらの遺跡は、起源前3000-2000年ころの人々の文化がどのようなものだったのかがうかがい知れるものとして大変貴重です。
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中央シホテ-アリン
「中央シホテ-アリン」だけだと何だか分かりにくいですが、これは別のガイドブックによれば「シホテ-アリン山脈中央部」となっています。
ではこの地はどこにあるかというと、日本に意外と近い場所にあります。
北海道の稚内と日本海を挟んだ対岸のロシア沿海州、ナホトカの北東400Kmに位置するシホテ-アリン山脈がそれです。
中央シホテ-アリンは自然遺産となっていますが、中央部はテルネイ地区と呼ばれ、自然保護区に指定され、テルネイ地区の北部は動物自然保護区となっています。
自然保護区はロシアのタイガ(針葉樹森林帯)となっておりカラマツ、エゾマツ、トドマツ、白樺が原生林のまま残されています。
また動物相として絶滅が危惧されているアムールトラやミミズク、オオカミ、熊等の生息地としても知られています。
ここで注目したいのは南方系の動物と北方系の動物が一緒に生息していることです。
こうした点が世界遺産に登録する理由となっています。
中央シホテ-アリン Central Sikhote-Alin 所在国:ロシア 世界遺産登録:2001年 種類:自然遺産 |
「中央シホテ-アリン」だけだと何だか分かりにくいですが、これは別のガイドブックによれば「シホテ-アリン山脈中央部」となっています。
ではこの地はどこにあるかというと、日本に意外と近い場所にあります。
北海道の稚内と日本海を挟んだ対岸のロシア沿海州、ナホトカの北東400Kmに位置するシホテ-アリン山脈がそれです。
中央シホテ-アリンは自然遺産となっていますが、中央部はテルネイ地区と呼ばれ、自然保護区に指定され、テルネイ地区の北部は動物自然保護区となっています。
自然保護区はロシアのタイガ(針葉樹森林帯)となっておりカラマツ、エゾマツ、トドマツ、白樺が原生林のまま残されています。
また動物相として絶滅が危惧されているアムールトラやミミズク、オオカミ、熊等の生息地としても知られています。
ここで注目したいのは南方系の動物と北方系の動物が一緒に生息していることです。
こうした点が世界遺産に登録する理由となっています。