ティール

ティール Ttre 所在国：レバノン 世界遺産登録：1984年 種類：文化遺産

ティールはレバノン南部、現在のスールにある港町です。

紀元前12世紀頃にフェニキア人が築いたものですが紀元前10世紀頃がフェニキアの文化の中心としてティールの最盛期であり、為政者のヒラム王はイスラエル王国のダビデ、ソロモン王と親交を交わし、レバノン杉や職人を送りエルサレムの神殿を建設する支援をする変わりにイスラエルから小麦粉の支援を受けていましたが、その後にはアッシリア、バビロニア、ローマなどの勢力に絶えず脅かされ12世紀に十字軍の支配を経た後に13世紀イスラムの勢力に破壊されました。

現在では神殿や列柱、凱旋門、水道橋、大浴場、墓などの他、ローマ時代を抱腹させる戦車競技場などの遺跡が残っています。

タヌムの線刻画群

タヌムの線刻画群 The Rock Carvings of Tanum 所在国：スウェーデン王国 世界遺産登録：1994年 種類：文化遺産

タヌムの線刻画群はスウェーデンにあり、ノルウェイの国境に近いオスロ湾に面したストレムスタート南部の小さな村に残されています。

この線刻画群は紀元前1000〜紀元前500年頃に書かれたものとされ狩猟をする人物、男女の線画、呪術師などの人物を描いたものの他に、トナカイ、馬や、ウシ、シカ、イヌなどの動物、他にも船やそりなどの日常に使われる道具などの線画が岩に刻まれていものです。

タヌムの線刻画群は大胆な構図と繊細性を併せ持ち、その芸術性が高いとされ、その貴重さとあわせて評価され1994年に世界遺産に登録されました。

このタヌムの線刻画群に行くにはストックホルムにまずは飛行機で行きストックホルムからバス、その他の交通機関で行くことが出来ます。

ゼレナー・ホラのネポムークの聖ヨハネ巡礼教会

ゼレナー・ホラのネポムークの聖ヨハネ巡礼教会 The Pilgrimage Church of St John of Nepomuk at Zclena Hora 所在国：チェコ共和国 世界遺産登録：1994年 種類：文化遺産

ゼレナー・ホラはチェコのプラハ南東のモラビア高地に位置しています。

聖ヨハネ巡礼教会は時の王妃、ボヘミア王ヴェンツェル４世王妃の権力に屈することなく殉死した聖ヤン・ネポムツキーを称えて建設されたベネディクト派のカトリック教会です。

この教会もフス戦争ですっかり破壊されてしまいましたが、18世紀に再建され、現在まで残っているものです。

礼拝堂は5角形、窓は3角形の斬新な建物になっていますがこれは聖ヤン・ネポムツキーの享年53歳〔1393年〕を意識して建設されたものと言われています。

またゼレナー・ホラはチェコ語で「緑の山」を意味しており、チェコ、ボヘミアを代表する巡礼地でもあり現在でも訪れる人は後を絶たない。