ヴェズレーの教会と丘

ヴェズレーの教会と丘 Vezelay,Church and Hill 所在国：フランス共和国 世界遺産登録：1979年 種類：文化遺産

ヴェズレーはフランスの中東部、パリの南東約1200?に位置しています。

この地域は西のシャントル、東のヴェズレーと呼ばれ、中世キリスト教の巡礼地でありました。

スペインへの巡礼地〔サンティアゴ・デ・コンポステーラ〕への巡礼にここヴェズレーが始点となっていることでも歴史的に重要ですが、ヴェズレーの丘は昔、要塞がありここに建設されたサント・マドレーヌ寺院は世界中にも有名なマグダラのマリア像を祀り、ロマネスク様式の巡礼教会として見事な柱頭彫刻などが残っています。

これらはジョフロワ修道院長 がマグダラのマリアの聖遺物を公開し、それが様々な奇跡を起こしたとされ、これによって、巡礼者が押し寄せ、ひいてはサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路に組み込まれることになり、中心的な巡礼地となったのです。

この教会はフランス革命で破壊されましたが19世紀に債権されました。

ヴィースの巡礼教会

ヴィースの巡礼教会 Pilgrimage of Church of Wies 所在国：ドイツ連邦共和国 世界遺産登録：1983年 種類：文化遺産

ヴィースの巡礼教会はドイツバイエルン州南部に位置し1745年から54年にかけてヨハン・バプティストとドミニクス・ツィンマーマンによって建てられたものです。

このヴィースの巡礼教会は「鞭打たれるキリスト」の木像が「ヴィースの涙の奇跡」として広まったものを中心に、シュタインガーデン修道院が先頭に立ち、一般からの浄財を募るなどして建設資金を捻出して建立されたものです。

質素な外観に対して、悩み、償い、救いがテーマの内装は金を多用した豪華な装飾と豊かな色彩にあふれる造りで特に祭壇は壮麗で「天国からの贈り物」と呼ばれており、教会の建立のきっかけとなった「鞭打たれるキリスト」の木造は奥中央祭壇に置かれている。

この教会は現在ドイツのロマンティック街道、ドイツ・アルプス街道の観光スポットの一つとなっている。

トカイワイン産地の歴史的文化的景観

トカイワイン産地の歴史的文化的景観 Tokaj Wine Region Historic Cultural Landscape 所在国：ハンガリー 世界遺産登録：2002年 種類：文化遺産

トカイワイン産地の歴史的文化的景観Tokaj Wine Region Historic Cultural Landscape「これぞワインの帝王にして、帝王の為のワインである。」このほめ言葉をルイ１４世に言わしめた絶品の黄金のワイン。

そのワインを現在も作り続ける村がトカイワイン産地の歴史的文化的景観として世界遺産に登録されています。

トカイ地方の村に点在するワインセラーは、世界最高の貴腐ワインを造り上げたトカイ地方のワイン生産地域は少なくとも１０００年以上続いてきた特徴的な葡萄栽培の伝統を表し、現在でもその伝統を保持し続けています。

トカイ地方のワイン生産地域の葡萄畑や村落などを含む景観は、それが示す伝統的な土地利用の特化された形状を現代も保ち続ける保守的な文化遺産です。