このサイトでは、世界遺産の紹介、案内をしています。
スポンサードリンク
ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群
ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群はスペインの北東部、バルセロナから約300キロメートルほど離れたフランスとの国境をなすピレネー山脈の麓のカタルーニャ州にあり、2000年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
12世紀頃にこの地方に沢山作られたカタルーニャ風のロマネスク様式の教会群は、初期ロマネスク様式の聖堂の面影を今に伝えています。
ボイ渓谷は人口が900人程度の7つの村からなり、その各村に、カタルーニャ風ロマネスク様式の特徴を表すアーチ状の飾りがつらなるロンバルディア帯と鐘塔をもつ様々なサイズの教会の8つが世界遺産に登録されています。
また、それらの教会は今なお村人たちの信仰のよりどころとなって実際に使われている教会です。
タウル村のサンタ・マリア教会、サン・クリメン教会(現在はバルセロナのカタルーニャ美術館所蔵の「全能のキリスト」があった教会)、バルエル村のサン・フェリュ聖堂、サン・キルツ教会、ボイ村のサン・ジュアン聖堂、ボイ教会などが有名で、教会内外のフレスコ画はロマネスク美術遺産として貴重なものです。
ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群 Catalan Romanesque Churches of the Vall de Boi 所在国:スペイン 世界遺産登録年:2000年 世界遺産の種類:文化遺産 |
ボイ渓谷のカタルーニャ風ロマネスク様式教会群はスペインの北東部、バルセロナから約300キロメートルほど離れたフランスとの国境をなすピレネー山脈の麓のカタルーニャ州にあり、2000年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
12世紀頃にこの地方に沢山作られたカタルーニャ風のロマネスク様式の教会群は、初期ロマネスク様式の聖堂の面影を今に伝えています。
ボイ渓谷は人口が900人程度の7つの村からなり、その各村に、カタルーニャ風ロマネスク様式の特徴を表すアーチ状の飾りがつらなるロンバルディア帯と鐘塔をもつ様々なサイズの教会の8つが世界遺産に登録されています。
また、それらの教会は今なお村人たちの信仰のよりどころとなって実際に使われている教会です。
タウル村のサンタ・マリア教会、サン・クリメン教会(現在はバルセロナのカタルーニャ美術館所蔵の「全能のキリスト」があった教会)、バルエル村のサン・フェリュ聖堂、サン・キルツ教会、ボイ村のサン・ジュアン聖堂、ボイ教会などが有名で、教会内外のフレスコ画はロマネスク美術遺産として貴重なものです。
PR
スポンサードリンク
ティヴォリのエステ家別荘
ティヴォリのエステ家別荘はイタリアはローマの東30キロメートルほどのところにある古くからの王侯貴族の保養地だったティヴォリという所にあるルネッサンス期の名門、エステ家の別荘で、2001年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に頭登録されました。
エステ家は中世以降のイタリアの有力な貴族の家計で、学芸の保護者(パトロン)を数多く生んだことでも知られています。
1240年にフェラーラのシニョリーア(僭主国家体制)を確立し、約400年にわたって統治し、15世紀後半からはモデナ公も兼ねていました。
ティヴォリのエステ家別荘は古代ローマの別荘をアイディアの源泉とし、庭園は4.5ヘク
タールという広大な敷地を持ちオルガンの噴水(水の圧力で音楽を奏でる噴水)や百噴水(長さ100メートルに渡る噴水)、大グラスの噴水、卵形の噴水、バッカスの噴水、梟と小鳥の噴水、ドラゴンの噴水、ネプチューンの噴水など個性的な名前と造形をもつ500以上もの噴水を持った壮大な規模を誇るもので、後期ルネッサンス庭園の傑作と言われています。
ティヴォリのエステ家別荘 Villa d'Este, Tivoli 所在国:イタリア 世界遺産登録年:2001年 世界遺産の種類:文化遺産 |
ティヴォリのエステ家別荘はイタリアはローマの東30キロメートルほどのところにある古くからの王侯貴族の保養地だったティヴォリという所にあるルネッサンス期の名門、エステ家の別荘で、2001年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に頭登録されました。
エステ家は中世以降のイタリアの有力な貴族の家計で、学芸の保護者(パトロン)を数多く生んだことでも知られています。
1240年にフェラーラのシニョリーア(僭主国家体制)を確立し、約400年にわたって統治し、15世紀後半からはモデナ公も兼ねていました。
ティヴォリのエステ家別荘は古代ローマの別荘をアイディアの源泉とし、庭園は4.5ヘク
タールという広大な敷地を持ちオルガンの噴水(水の圧力で音楽を奏でる噴水)や百噴水(長さ100メートルに渡る噴水)、大グラスの噴水、卵形の噴水、バッカスの噴水、梟と小鳥の噴水、ドラゴンの噴水、ネプチューンの噴水など個性的な名前と造形をもつ500以上もの噴水を持った壮大な規模を誇るもので、後期ルネッサンス庭園の傑作と言われています。
スポンサードリンク
カザンラックのトラキア人の墳墓
カザンラックのトラキア人の墳墓は、ブルガリア共和国のほぼ中央に位置しているカザンラック地方、カザンラック郊外の北東部にあります。
古代には、トラキア人の首都セウトポリス近郊にも位置していて、レンガ造りの丸天井型地下墳墓です。
トラキア人の墳墓は、直径約40m、高さ約7mの丘にあって、内部は羨道(えんどう)、前室、玄室に分かれています。
この墓地は紀元前4世紀頃に作られたもので、大規模なトラキア人共同墓地の一部をなしていています。
埋葬室である玄室の天井には見事な壁画があり、ともに慣例的な葬儀の宴におけるトラキア人夫婦と、当時の戦闘の様が描かれたもので、トラキア芸術の最高峰とされています。
この壁画は、ヘレニズム時代のブルガリア美術のなかで、最も保存状態の良い傑作なのです。
ブルガリア政府は、発見後すぐに保護措置をとって、墳墓の隣に精密なレプリカが作られ一般公開されています。
カザンラックのトラキア人の墳墓 Thracian tomb of Kazanlak 所在国:ブルガリア共和国 世界遺産登録:1979年 種類:文化遺産 |
カザンラックのトラキア人の墳墓は、ブルガリア共和国のほぼ中央に位置しているカザンラック地方、カザンラック郊外の北東部にあります。
古代には、トラキア人の首都セウトポリス近郊にも位置していて、レンガ造りの丸天井型地下墳墓です。
トラキア人の墳墓は、直径約40m、高さ約7mの丘にあって、内部は羨道(えんどう)、前室、玄室に分かれています。
この墓地は紀元前4世紀頃に作られたもので、大規模なトラキア人共同墓地の一部をなしていています。
埋葬室である玄室の天井には見事な壁画があり、ともに慣例的な葬儀の宴におけるトラキア人夫婦と、当時の戦闘の様が描かれたもので、トラキア芸術の最高峰とされています。
この壁画は、ヘレニズム時代のブルガリア美術のなかで、最も保存状態の良い傑作なのです。
ブルガリア政府は、発見後すぐに保護措置をとって、墳墓の隣に精密なレプリカが作られ一般公開されています。