エピダウロスの古代遺跡

エピダウロスの古代遺跡 Archaeological Site of Epidaurus 所在国：ギリシャ共和国 世界遺産登録：1988年 種類：文化遺産

エピダウロスの古代遺跡は、ギリシャの南部に位置するペロポネソス半島東部の文化遺産です。

ペロポネソス半島は、僅か幅6kmほどのコリントス地峡でギリシャ本土とつながっています。

ペロポネソスの小さな谷では、エピダウロスの考古遺跡がいくつかのレベルで広がっています。

エピダウロスでは、紀元前6世紀ころから劇場が造られ、紀元前4世紀に造られた古代劇場では、今でも夏になると劇やオペラなどの公演が開かれています。

これらの劇場は、ギリシアの建築で最も純粋な傑作の一つと言われています。

またエピダウロスは、古代ギリシアの時代より医療の聖域とされてきました。

広大なエピダウロスの古代遺跡は、ギリシアとローマ時代に治療のために建造された寺院や病院などの遺産です。

今では、円形劇場や博物館に多くの観光客が訪れていますが、その他にも多くの遺跡が発掘されています。

ウィーン歴史地区

ウィーン歴史地区 Historic Centre of Vienna 所在国：オーストリア共和国 世界遺産登録：2001年 種類：文化遺産

ウィーン歴史地区は、オーストリアの北東部に位置する首都の文化遺産です。

クラシック音楽が盛んで「音楽の都」や「楽都」とも呼ばれます。

ウィーンは、紀元前にケルト人が住んでいましたが、ローマ帝国の北の拠点が建設されたのが起源となりました。

その後にオーストリアハンガリー帝国の首都として発展しました。

現在では、20世紀の初頭を通じてクラシック音楽のヨーロッパでの中心となりました。

ウィーン歴史地区の中心は、バロック様式の宮殿や庭園を含む調和された都市づくりです。

歴史主義的建造物やモニュメントを街路に面して配した現在のウィーン旧市街の外観は、この文化遺産をよく象徴していると言えます。

ハプスブルク家の宮殿であるホーフブルク宮殿、ベルヴェデーレ宮殿、シュテファン寺院、ウィーン市庁舎、旧市街、などを馬車で観光するのも楽しみです。

また、毎年始めのニューイヤーコンサートで有名なウィーン・フィルを聴く人も多くいます。

アミアン大聖堂

アミアン大聖堂 Amiens Cathedral 所在国：フランス共和国 世界遺産登録：1981年 種類：文化遺産

アミアン大聖堂は、フランスの北部に位置するピカルディー地方(Picardie)にある文化遺産です。

アミアン大聖堂は、ピカルディーの中心に建てられた、13世紀で最も大きく古典的なゴシック教会のうちの1つで、正式にはノートルダム大聖堂と呼ばれます。

アミアンは、古代ローマ時代よりピカルディ地方の中心地でした。

世界大戦で、旧市街はほぼ壊滅しましたが、アミアン大聖堂は奇跡的に難を逃れて現在に至っています。

アミアン大聖堂の正面の造形は素晴らしく、3層構造の内部や南の袖廊、彫刻の素晴らしさが評価されています。

そして、毎年夏の夜と新年に行われる、ソン・エ・リュミエール、音と光のショーでは、大聖堂を照らし出す一大イベントとなっています。

またアミアン大聖堂は、1998年に登録された世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」のピカルディー地域圏の一部ともなっています。