このサイトでは、世界遺産の紹介、案内をしています。
スポンサードリンク
インドの山岳鉄道群
インドの山岳鉄道群は、2007年現在も運行されているインドの山岳鉄道のうち、1999年に世界遺産に登録されたダージリン・ヒマラヤ鉄道と2005年に登録されたニルギリ山岳鉄道の2つの鉄道のことです。
ニルギリ山岳鉄道が登録されたのを機にインドの山岳鉄道群と名称が改められました。
インドの鉄道はすべて国営です。
世界第5位(アメリカ・ロシア・カナダ・中国に次ぐ)を規模を誇り、営業距離は総延長は62000km超となっています。
インドにおける初めの路線は1853年に開業したボンベイ〜ターネー間約40kmで、日本の1872年よりも早く、アジアでも初めてのものでした。
ダージリン・ヒマラヤ鉄道は、インド北東部、ニュージャイパイグリ から ダージリンまでの約88kmを結ぶ世界で最古の山岳鉄道の一つでもう120年も走り続けています。
高さわずか2mほどの小型蒸気機関車が標高差2000mの、トンネル一つない急勾配を約8時間かけて上っていきます。
この急勾配をクルクルと駆け上がる、その愛くるしい姿から「トイ・トレイン(おもちゃの汽車)」の愛称で親しまれています。
ダージリンはいわずと知れた、世界の紅茶、あのダージリンティの産地ですね。
一方、ニルギリ山岳鉄道はといいますと、タミル・ナードゥ州ニーラギリ県(ニルギリ県)に敷設された鉄道です。
これも世界最古の鉄道のひとつでレールはナローゲージです。
ナローゲージとは、線路の幅の狭い鉄道ですね。
メットゥパラヤム〜 クーヌール 間では急勾配を上り下りするため、ラックレール式の蒸気機関車が連結されます。
のぼるときには蒸気機関車は最後尾に連結され、列車を押し上げる。
下るときには先頭に連結され、スピードを制御します。
クーヌール 〜ウダカマンダラム間は、列車はラック式でないレールの上をディーゼル機関車に牽かれて走行します。
※ラック式鉄道(Rack Railway)とは、2本のレールの中央に歯型のレール(歯軌条、ラックレール)を敷設し、車両の床下に設置された歯車(ピニオン)とかみ合わせることで、急勾配を登り下りするための推進力と制動力の補助とする鉄道のこと。
特殊な分岐器が必要とされる場合もある。
インドの山岳鉄道群 Mountain Railways of India 所在国:インド 世界遺産登録年:1999年 、 2005年 世界遺産の種類:文化遺産 |
インドの山岳鉄道群は、2007年現在も運行されているインドの山岳鉄道のうち、1999年に世界遺産に登録されたダージリン・ヒマラヤ鉄道と2005年に登録されたニルギリ山岳鉄道の2つの鉄道のことです。
ニルギリ山岳鉄道が登録されたのを機にインドの山岳鉄道群と名称が改められました。
インドの鉄道はすべて国営です。
世界第5位(アメリカ・ロシア・カナダ・中国に次ぐ)を規模を誇り、営業距離は総延長は62000km超となっています。
インドにおける初めの路線は1853年に開業したボンベイ〜ターネー間約40kmで、日本の1872年よりも早く、アジアでも初めてのものでした。
ダージリン・ヒマラヤ鉄道は、インド北東部、ニュージャイパイグリ から ダージリンまでの約88kmを結ぶ世界で最古の山岳鉄道の一つでもう120年も走り続けています。
高さわずか2mほどの小型蒸気機関車が標高差2000mの、トンネル一つない急勾配を約8時間かけて上っていきます。
この急勾配をクルクルと駆け上がる、その愛くるしい姿から「トイ・トレイン(おもちゃの汽車)」の愛称で親しまれています。
ダージリンはいわずと知れた、世界の紅茶、あのダージリンティの産地ですね。
一方、ニルギリ山岳鉄道はといいますと、タミル・ナードゥ州ニーラギリ県(ニルギリ県)に敷設された鉄道です。
これも世界最古の鉄道のひとつでレールはナローゲージです。
ナローゲージとは、線路の幅の狭い鉄道ですね。
メットゥパラヤム〜 クーヌール 間では急勾配を上り下りするため、ラックレール式の蒸気機関車が連結されます。
のぼるときには蒸気機関車は最後尾に連結され、列車を押し上げる。
下るときには先頭に連結され、スピードを制御します。
クーヌール 〜ウダカマンダラム間は、列車はラック式でないレールの上をディーゼル機関車に牽かれて走行します。
※ラック式鉄道(Rack Railway)とは、2本のレールの中央に歯型のレール(歯軌条、ラックレール)を敷設し、車両の床下に設置された歯車(ピニオン)とかみ合わせることで、急勾配を登り下りするための推進力と制動力の補助とする鉄道のこと。
特殊な分岐器が必要とされる場合もある。
PR
スポンサードリンク
天壇(ティエンタン):北京(ベイジン)の皇帝の廟壇
天壇(てんだん)は明・清の皇帝が天に対して祭祀を行った宗教的な場所で、中国、北京市、崇文区にあります。
敷地面積は約273m?の広大な敷地に圜丘、祈念殿などの建物が並ぶ、現存する中国最大の祭祀施設です。
1420年、明の永楽帝が北京の故宮の南に造営し、歴代皇帝によって五穀豊穣の祈りが捧げられました。
建設当時は天地壇と呼ばれていましたが、1534年、天壇と地壇に分離され、ここは天壇と呼ばれるようになりました。
天壇は、皇帝が天を祭るための儀式を執り行う場所です。
毎年冬至に豊作を祈る儀式を行い、雨が少ない年は雨乞いを行いました。
建造物群の配置や景観は、故宮の太和殿を万物の中心とする独自の宇宙観に基ずいて造られ、その後、各地の祭祀施設のモデルとなりました。
現在は公園になっています。
1998年よりユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
天壇(ティエンタン):北京(ベイジン)の皇帝の廟壇 Temple of Heaven: an Imperial Sacrificial Altar in Beijing 所在国:中華人民共和国 世界遺産登録年:1998年 世界遺産の種類:文化遺産 |
天壇(てんだん)は明・清の皇帝が天に対して祭祀を行った宗教的な場所で、中国、北京市、崇文区にあります。
敷地面積は約273m?の広大な敷地に圜丘、祈念殿などの建物が並ぶ、現存する中国最大の祭祀施設です。
1420年、明の永楽帝が北京の故宮の南に造営し、歴代皇帝によって五穀豊穣の祈りが捧げられました。
建設当時は天地壇と呼ばれていましたが、1534年、天壇と地壇に分離され、ここは天壇と呼ばれるようになりました。
天壇は、皇帝が天を祭るための儀式を執り行う場所です。
毎年冬至に豊作を祈る儀式を行い、雨が少ない年は雨乞いを行いました。
建造物群の配置や景観は、故宮の太和殿を万物の中心とする独自の宇宙観に基ずいて造られ、その後、各地の祭祀施設のモデルとなりました。
現在は公園になっています。
1998年よりユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
スポンサードリンク
デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群
デリーのクトゥブ・ミナールは、デリーにある大理石と赤砂岩で造られた塔の高さは73mあり、インドで最も高い塔です。
モスク周辺に建てたイレトゥミシュ廟、アラーイ門などのイスラム建造物群は、1993年、世界遺産に登録(登録名:デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群)されました。
これらの建造物群は、おそらくはヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院などを破壊し、その石材を転用して制作されたもので、建築に携わった職人もヒンドゥー教徒であったと推測されています。
そのため、ヒンドゥー様式とイスラーム様式が混在した様式となっています。
1193年に奴隷王朝初代のアイバク王によって、デリー最後のヒンドゥー王朝対する勝利を記念し、権力誇示のために、クワットゥル・イスラーム・モスクに付属して建てられました。
クワットゥル・イスラーム・モスクは、破壊したヒンドゥー教徒の石材を用いて建てられたインド初のモスクです。
その中庭にある7m程の鉄柱には、背を当て両腕を後ろにまわした時に手が触れ合えば願い事がかなうという迷信があります。
(残念ながら現在は柵が作られ触れることができません)また、この鉄柱は現在まで全く錆がなく、その理由は謎です世界遺産クトゥブミナール(Qutb Minar、勝利の塔)はインド最古のイスラム建築遺跡、赤褐色砂岩で築かれた尖塔で、高さ73メートル、基部の直径は15メートル。
見学中の子供の圧死事故が起きたため、現在は立入り禁止となってしまいました。
デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群 Qutb Minar and its Monuments, Delhi 所在国:インド 世界遺産登録年:1993年 世界遺産の種類:文化遺産 |
デリーのクトゥブ・ミナールは、デリーにある大理石と赤砂岩で造られた塔の高さは73mあり、インドで最も高い塔です。
モスク周辺に建てたイレトゥミシュ廟、アラーイ門などのイスラム建造物群は、1993年、世界遺産に登録(登録名:デリーのクトゥブ・ミナールとその建造物群)されました。
これらの建造物群は、おそらくはヒンドゥー教・ジャイナ教の寺院などを破壊し、その石材を転用して制作されたもので、建築に携わった職人もヒンドゥー教徒であったと推測されています。
そのため、ヒンドゥー様式とイスラーム様式が混在した様式となっています。
1193年に奴隷王朝初代のアイバク王によって、デリー最後のヒンドゥー王朝対する勝利を記念し、権力誇示のために、クワットゥル・イスラーム・モスクに付属して建てられました。
クワットゥル・イスラーム・モスクは、破壊したヒンドゥー教徒の石材を用いて建てられたインド初のモスクです。
その中庭にある7m程の鉄柱には、背を当て両腕を後ろにまわした時に手が触れ合えば願い事がかなうという迷信があります。
(残念ながら現在は柵が作られ触れることができません)また、この鉄柱は現在まで全く錆がなく、その理由は謎です世界遺産クトゥブミナール(Qutb Minar、勝利の塔)はインド最古のイスラム建築遺跡、赤褐色砂岩で築かれた尖塔で、高さ73メートル、基部の直径は15メートル。
見学中の子供の圧死事故が起きたため、現在は立入り禁止となってしまいました。