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アルベロベッロのトゥルッリ
アルベロベッロのトゥルッリとはイタリアの南部プーリア州バリ県バリの南東約50キロメートルのアルベロベッロという街にある白い漆喰塗りの壁にとんがった円錐形の屋根を持つ家のことで、1996年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
南イタリア一帯に多く産出する白い石灰岩を積み上げただけの住居であるアルベロベッロのトゥルッリは、釘やコンクリートやモルタルなどの接合剤を一切使わない建築方法で建てられた極めて珍しい住居で、屋根には魔よけのための鳥や魚などの模様が描かれており、一軒ごとにその模様は微妙な違いを見せています。
16世紀半ばから約100年間にわたって造られてきたトゥルッリは、部屋の数と屋根の数が同じ(1部屋に1つの屋根)構造を持っており、それが集合して1つのトゥルッリになっています。
現在でも約450メートル四方のエリアの迷路のような坂道沿いに約1500軒のトゥルッリが残っており、しかも住居として実際に使われている生きている世界遺産としておとぎの国のような不思議な景観を見せています。
アルベロベッロのトゥルッリ The trulli of Alberobello 所在国:イタリア 世界遺産登録年:1996年 世界遺産の種類:文化遺産 |
アルベロベッロのトゥルッリとはイタリアの南部プーリア州バリ県バリの南東約50キロメートルのアルベロベッロという街にある白い漆喰塗りの壁にとんがった円錐形の屋根を持つ家のことで、1996年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
南イタリア一帯に多く産出する白い石灰岩を積み上げただけの住居であるアルベロベッロのトゥルッリは、釘やコンクリートやモルタルなどの接合剤を一切使わない建築方法で建てられた極めて珍しい住居で、屋根には魔よけのための鳥や魚などの模様が描かれており、一軒ごとにその模様は微妙な違いを見せています。
16世紀半ばから約100年間にわたって造られてきたトゥルッリは、部屋の数と屋根の数が同じ(1部屋に1つの屋根)構造を持っており、それが集合して1つのトゥルッリになっています。
現在でも約450メートル四方のエリアの迷路のような坂道沿いに約1500軒のトゥルッリが残っており、しかも住居として実際に使われている生きている世界遺産としておとぎの国のような不思議な景観を見せています。
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西コーカサス山脈
西コーカサス山脈はロシアのクラスノダール地方、アディゲ共和国、カラチャイ・チェルケス共和国にかけての地域にあり、黒海からカスピ海の間を東西に走る大カフカス山脈の西端、ロシアのリゾート地であるソチ(2014年のロシア初の冬季オリンピックの開催都市)から北に約50kmに位置する約3520平方キロメートルのエリアで、1999年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
西コーカサス山脈はヨーロッパで最大にして、人間の影響の及んでいない唯一の広大な原生林が広がっており、氷河時代の名残である湖、滝、氷河、湿地、森林などが多数見られる地域です。
この変化に富んだ手つかずの自然は約1600種ほどの多様な植物(高山地帯だけで約1000種)を育み、その30%ほどが固有種と言われています。
また野生動物の楽園とも呼ばれており、ヨーロッパバイソンの山岳亜種をはじめとして絶滅危惧種をを含む約60種の哺乳類、約250種の鳥類、約2500種の昆虫が生息していると言われている貴重な自然保護区です。
西コーカサス山脈 The Western Caucasus 所在国:ロシア 世界遺産登録年:1999年 世界遺産の種類:自然遺産 |
西コーカサス山脈はロシアのクラスノダール地方、アディゲ共和国、カラチャイ・チェルケス共和国にかけての地域にあり、黒海からカスピ海の間を東西に走る大カフカス山脈の西端、ロシアのリゾート地であるソチ(2014年のロシア初の冬季オリンピックの開催都市)から北に約50kmに位置する約3520平方キロメートルのエリアで、1999年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
西コーカサス山脈はヨーロッパで最大にして、人間の影響の及んでいない唯一の広大な原生林が広がっており、氷河時代の名残である湖、滝、氷河、湿地、森林などが多数見られる地域です。
この変化に富んだ手つかずの自然は約1600種ほどの多様な植物(高山地帯だけで約1000種)を育み、その30%ほどが固有種と言われています。
また野生動物の楽園とも呼ばれており、ヨーロッパバイソンの山岳亜種をはじめとして絶滅危惧種をを含む約60種の哺乳類、約250種の鳥類、約2500種の昆虫が生息していると言われている貴重な自然保護区です。
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マウルブロンの修道院群
マウルブロンの修道院群はドイツ南部のバーデンビュルテンブルク州、エンツ郡の小さな都市であるマウルブロン郊外にある12世紀に建設された修道院群で、1993年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
マウルブロンの修道院群はカトリックの中でも非常に厳格な戒律をもっているシトー派
の法王エウゲニウス3世によって造られたヨーロッパ最古の修道院であり、ロマネスク様式とゴシック様式が混在する建造物として有名です。
16世紀の宗教改革後に閉鎖されましたが今もなお保存されている貴重な宗教建造物でもあり、ノーベル賞受賞作家ヘルマン・ヘッセがこのマウルブロン神学校に通っていたことでも知られています。
ヘッセの名作である「車輪の下」や「ナルチスとゴルトムント(「知と愛」)」でマリアブロン修道院として登場するするのがこのマウルブロンの修道院で、「車輪の下」にも登場する噴水つきの礼拝堂がもっとも美しい見どころと言われています。
マウルブロンの修道院群 Maulbronn Monastery Complex 所在国:ドイツ 世界遺産登録年:1993年 世界遺産の種類:文化遺産 |
マウルブロンの修道院群はドイツ南部のバーデンビュルテンブルク州、エンツ郡の小さな都市であるマウルブロン郊外にある12世紀に建設された修道院群で、1993年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
マウルブロンの修道院群はカトリックの中でも非常に厳格な戒律をもっているシトー派
の法王エウゲニウス3世によって造られたヨーロッパ最古の修道院であり、ロマネスク様式とゴシック様式が混在する建造物として有名です。
16世紀の宗教改革後に閉鎖されましたが今もなお保存されている貴重な宗教建造物でもあり、ノーベル賞受賞作家ヘルマン・ヘッセがこのマウルブロン神学校に通っていたことでも知られています。
ヘッセの名作である「車輪の下」や「ナルチスとゴルトムント(「知と愛」)」でマリアブロン修道院として登場するするのがこのマウルブロンの修道院で、「車輪の下」にも登場する噴水つきの礼拝堂がもっとも美しい見どころと言われています。