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シエナ歴史地区
シエナ歴史地区は、イタリア中部トスカーナ地方にあり、中世、ヨーロッパの金融業の中心地として栄え、隣国フィレンツェと勢力を二分する豊かな財力を持った都市国家として独立していました。
町の中心には「世界一美しい広場」といわれるカンポ広場があり、ロマネスク・ゴシック様式の大聖堂、プッブリコ宮殿など12世紀から16世紀にかけて築かれたゴシック様式の美しい建造物が、華やかだった中世の姿を今に残しています。
また、カンポ広場に面した建物には装飾が義務づけられました。
これは、都市計画関連の法令では最古のものです。
大聖堂の中にはシエナ派の代表的な画家トゥッチオの「荘厳の聖母」といわれる名画が飾られていることでも知られています。
14世紀半ばに流行したペストにより町の繁栄は潰えましたが、それ故に乱開発を免れた町にはルネサンス芸術誕生の前夜ともいうべき貴重な建築や絵画が残ってたのです。
シエナは17のコントラーダと呼ばれるシエナ特有の地域共同体と中世からの伝統を持つ地区に分けられます。
住民達は強い絆で結ばれており、お互いに熱い対抗意識をもっています。
地区には、それぞれのシンボルが描かれた旗が掲げられています。
シンボルは貝殻、雌狼、毛虫とユニークなものです。
その旗の下、赤ん坊にコントラーダの一員となるための洗礼が施されます。
住人達がその絆を深めるのが、カンポ広場で行われるパリオという地区対抗の競馬です。
最高の名誉である優勝旗の獲得を目指して、レースに熱狂する様子には、シエナの人々のコントラーダへの熱い思いが感じられます。
シエナ歴史地区 Historic Centre of Siena 所在国:イタリア 世界遺産登録年:1995年 世界遺産の種類:文化遺産 |
シエナ歴史地区は、イタリア中部トスカーナ地方にあり、中世、ヨーロッパの金融業の中心地として栄え、隣国フィレンツェと勢力を二分する豊かな財力を持った都市国家として独立していました。
町の中心には「世界一美しい広場」といわれるカンポ広場があり、ロマネスク・ゴシック様式の大聖堂、プッブリコ宮殿など12世紀から16世紀にかけて築かれたゴシック様式の美しい建造物が、華やかだった中世の姿を今に残しています。
また、カンポ広場に面した建物には装飾が義務づけられました。
これは、都市計画関連の法令では最古のものです。
大聖堂の中にはシエナ派の代表的な画家トゥッチオの「荘厳の聖母」といわれる名画が飾られていることでも知られています。
14世紀半ばに流行したペストにより町の繁栄は潰えましたが、それ故に乱開発を免れた町にはルネサンス芸術誕生の前夜ともいうべき貴重な建築や絵画が残ってたのです。
シエナは17のコントラーダと呼ばれるシエナ特有の地域共同体と中世からの伝統を持つ地区に分けられます。
住民達は強い絆で結ばれており、お互いに熱い対抗意識をもっています。
地区には、それぞれのシンボルが描かれた旗が掲げられています。
シンボルは貝殻、雌狼、毛虫とユニークなものです。
その旗の下、赤ん坊にコントラーダの一員となるための洗礼が施されます。
住人達がその絆を深めるのが、カンポ広場で行われるパリオという地区対抗の競馬です。
最高の名誉である優勝旗の獲得を目指して、レースに熱狂する様子には、シエナの人々のコントラーダへの熱い思いが感じられます。
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カールズバード洞窟群国立公園
カールズバード洞窟群国立公園は、ニューメキシコ州南東部、グアダループ山脈東端にある約6000万年前から、中心は石灰岩の大洞窟の鍾乳洞です。
1924年に最初の科学的探検がおこなわれましたが、全貌はいまだ明らかになっていません。
面積は189k?。
81もの空洞からなる大鍾乳洞の総延長は40km、最深部は335mにも達します。
最大の見所であるビッグルームとよばれる地下空洞は、長さ610m、幅335m、高さ77mにおよび、北アメリカ最大とされています。
大小さまざまな鍾乳石や石筍(せきじゅん)が次々と姿をあらわす洞内の光景は実に見事で、多くの観光客がここを訪れます。
ちなみにカールズバードとは、「カール大帝の湯治場」という意味からきています。
洞窟内には、6種の異なったコウモリが、約100万匹生息していますおり、夏の夜には虫をもとめて洞穴から巨大な群れをなしてとびだして行きます。
暗く、速く動く雲のように、夜空を背景にして、コウモリの素晴らしいショーをみることができます。
また、洞内にはレストランやコンサートホールも備わっています。
公園はクリスマスを除き一年中開園されていますが、訪問者のピークは、6月、7月、8月です。
冬季は、寒さから 訪問者も少なくなります。
最も少ない月は1月で、訪問者がもっとも多いのは、戦没者追悼記念日と独立記念日(7月4日)の週の週末です。
公園の入口は、ニューメキシコ州カールズバッド市の南西約18マイル(29キロメートル)、62/180号線沿いにあります。
カールズバッド洞窟群国立公園 Carlsbad Caverns National Park 所在国:メキシコ 世界遺産登録年:1995年 世界遺産の種類:自然遺産 |
カールズバード洞窟群国立公園は、ニューメキシコ州南東部、グアダループ山脈東端にある約6000万年前から、中心は石灰岩の大洞窟の鍾乳洞です。
1924年に最初の科学的探検がおこなわれましたが、全貌はいまだ明らかになっていません。
面積は189k?。
81もの空洞からなる大鍾乳洞の総延長は40km、最深部は335mにも達します。
最大の見所であるビッグルームとよばれる地下空洞は、長さ610m、幅335m、高さ77mにおよび、北アメリカ最大とされています。
大小さまざまな鍾乳石や石筍(せきじゅん)が次々と姿をあらわす洞内の光景は実に見事で、多くの観光客がここを訪れます。
ちなみにカールズバードとは、「カール大帝の湯治場」という意味からきています。
洞窟内には、6種の異なったコウモリが、約100万匹生息していますおり、夏の夜には虫をもとめて洞穴から巨大な群れをなしてとびだして行きます。
暗く、速く動く雲のように、夜空を背景にして、コウモリの素晴らしいショーをみることができます。
また、洞内にはレストランやコンサートホールも備わっています。
公園はクリスマスを除き一年中開園されていますが、訪問者のピークは、6月、7月、8月です。
冬季は、寒さから 訪問者も少なくなります。
最も少ない月は1月で、訪問者がもっとも多いのは、戦没者追悼記念日と独立記念日(7月4日)の週の週末です。
公園の入口は、ニューメキシコ州カールズバッド市の南西約18マイル(29キロメートル)、62/180号線沿いにあります。
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パキメの遺跡、カサス・グランデス
カサス・グランデスは、カサス・グランデス川が流れるチワワ州北西部、州都チワワの北西約270kmの砂漠地帯にあり、14世紀から15世紀初頭に、北アメリカとメキシコ中部を結ぶ交易の中継点として、また、トルコ石や塩の産地として繁栄しました。
「大きな家」という意味を持つカサス・グランデスは、遺跡の20%が発掘され、発掘によって多くの装飾品が見つかっております。
又、寝室のベッドの下からは墓も見つかっており、壷、宗教的遺物、装飾品、髪の毛、ネックレス等が見つかっています。
これらは貝殻、銅、動物の骨や木で作られており、中にはトルコ石の使われているものもあります。
その他、石版や石棒等の生活道具も見つかっております。
住居は、泥をろ過した粘土でできており、小さなT字型の入り口が特徴になっています。
この日干し煉瓦造りの家並みは、北アメリカ南西部で見られる、日干し煉瓦造りの集合住宅跡やメキシコ先住民の都市遺跡特有の神殿ピラミッドや球戯場が現れ、北アメリカとの貿易と文化の発展の歴史を知る事の出来る貴重な町となっています。
また、パキメは運河によって引かれた水を都市内に引き込む水路があり、都市の下を通る水道管には石が敷き詰められており、各住居の各部屋に水を貯えておく石壷があり、住居内で利用されていたことがわかります。
※集合住宅:厚さ1.5mの壁で囲まれた住宅群で、6〜7階建てだったと思われる建物もある。
各住宅には貯水槽が設けられ、8km先から水が引かれました。
◆ 主な遺構
1. かまど跡 :メスカル酒を蒸留するために利用されていた施設跡。
2. 十字の丘 :上から見るとクルス(十字架)の形をした遺構。
正確に東西南北を指していた。
3. 井戸の家:深さ約12mの井戸を持つ家。
水は運河から引かれていた。
4. 頭蓋骨の家:おびただしい数の人骨が発見されている。
5. 死者の家: 90体もの埋葬遺体が発掘されている。
6. 柱の家 : 塔の様な遺構が残り、4〜5階まであったと推測されている。
7. 蛇の家 : 鶏の養殖に利用されていた。
8. コンゴウインコの家: 交易用のコンゴウインコが養殖されていた。
9. 供物の家: 推定年齢50歳前後の男性が、大きな壷の中に埋葬されていた。
その下からは、T字型に掘られた穴から30代〜40代の男性と女性の埋葬遺体も発見されている。
パキメの遺跡、カサス・グランデス Archeological Zone of Paquime, Casas Grandes 所在国:メキシコ 世界遺産登録年:1998年 世界遺産の種類:文化遺産 |
カサス・グランデスは、カサス・グランデス川が流れるチワワ州北西部、州都チワワの北西約270kmの砂漠地帯にあり、14世紀から15世紀初頭に、北アメリカとメキシコ中部を結ぶ交易の中継点として、また、トルコ石や塩の産地として繁栄しました。
「大きな家」という意味を持つカサス・グランデスは、遺跡の20%が発掘され、発掘によって多くの装飾品が見つかっております。
又、寝室のベッドの下からは墓も見つかっており、壷、宗教的遺物、装飾品、髪の毛、ネックレス等が見つかっています。
これらは貝殻、銅、動物の骨や木で作られており、中にはトルコ石の使われているものもあります。
その他、石版や石棒等の生活道具も見つかっております。
住居は、泥をろ過した粘土でできており、小さなT字型の入り口が特徴になっています。
この日干し煉瓦造りの家並みは、北アメリカ南西部で見られる、日干し煉瓦造りの集合住宅跡やメキシコ先住民の都市遺跡特有の神殿ピラミッドや球戯場が現れ、北アメリカとの貿易と文化の発展の歴史を知る事の出来る貴重な町となっています。
また、パキメは運河によって引かれた水を都市内に引き込む水路があり、都市の下を通る水道管には石が敷き詰められており、各住居の各部屋に水を貯えておく石壷があり、住居内で利用されていたことがわかります。
※集合住宅:厚さ1.5mの壁で囲まれた住宅群で、6〜7階建てだったと思われる建物もある。
各住宅には貯水槽が設けられ、8km先から水が引かれました。
◆ 主な遺構
1. かまど跡 :メスカル酒を蒸留するために利用されていた施設跡。
2. 十字の丘 :上から見るとクルス(十字架)の形をした遺構。
正確に東西南北を指していた。
3. 井戸の家:深さ約12mの井戸を持つ家。
水は運河から引かれていた。
4. 頭蓋骨の家:おびただしい数の人骨が発見されている。
5. 死者の家: 90体もの埋葬遺体が発掘されている。
6. 柱の家 : 塔の様な遺構が残り、4〜5階まであったと推測されている。
7. 蛇の家 : 鶏の養殖に利用されていた。
8. コンゴウインコの家: 交易用のコンゴウインコが養殖されていた。
9. 供物の家: 推定年齢50歳前後の男性が、大きな壷の中に埋葬されていた。
その下からは、T字型に掘られた穴から30代〜40代の男性と女性の埋葬遺体も発見されている。