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トラコタルパンの歴史遺跡地帯
トラコタルパン歴史文化財地区は、メキシコ湾岸の都市ベラクルスから南へ約100Kmに位置する都市です。
「トラコタルパン」とは、先住民の言葉で「水に囲まれた土地」を意味しています。
その名の通り、トラコタルパンは、16世紀の半ばに、スペインが植民地化を進める中でメキシコ湾岸の河川港という位置づけで建設された町で、船による交易が全盛の19世紀頃はベラクルスと並び、重要な港町として栄えていました。
幅広の大通りと列柱構造を持つ家々など、スペインとカリブの建築様式が見事に融合したネオ・クラシック様式の独創的な美しい町並みがスペイン統治時代の港町そのままを偲はせる遺構が今なお数多く残されています。
それらは、コロンブス広場、広い通りやアーケード、成熟したやしの木、カラフルな住居、アール・デコの市長庁舎、アラビア風のカンデラリア教会、フランス風のサン・クリストバル教会などの歴史的建築物によく現れています。
色彩豊かな邸宅の屋根をタイル張りにしたり、幅広い街路にヤシの木などの樹木を植えたのは、1970年に町が大火災に遭ったことを機に施行された防火対策の一環です。
1873年、カリブ海に面した港町ベラクルスとメキシコ・シティ間を走る鉄道が開通し、水上交易が急激に衰退したため、トラコタルパンには、スペインとカリブ海文化の伝統が見事に融合した往時の景観がそのままに残ったのです。
※ネオクラシック様式とは、ローマ、ギリシア時代の建物の一部を建築に取り入れ、ゴシック様式と比べると外部装飾を縮小し、シンプルな中の美を追求した様式である。
トラコタルパンの歴史遺跡地帯 Historic Monuments Zone of Tlucotalpan 所在国:メキシコ 世界遺産登録年:1998年 世界遺産の種類:文化遺産 |
トラコタルパン歴史文化財地区は、メキシコ湾岸の都市ベラクルスから南へ約100Kmに位置する都市です。
「トラコタルパン」とは、先住民の言葉で「水に囲まれた土地」を意味しています。
その名の通り、トラコタルパンは、16世紀の半ばに、スペインが植民地化を進める中でメキシコ湾岸の河川港という位置づけで建設された町で、船による交易が全盛の19世紀頃はベラクルスと並び、重要な港町として栄えていました。
幅広の大通りと列柱構造を持つ家々など、スペインとカリブの建築様式が見事に融合したネオ・クラシック様式の独創的な美しい町並みがスペイン統治時代の港町そのままを偲はせる遺構が今なお数多く残されています。
それらは、コロンブス広場、広い通りやアーケード、成熟したやしの木、カラフルな住居、アール・デコの市長庁舎、アラビア風のカンデラリア教会、フランス風のサン・クリストバル教会などの歴史的建築物によく現れています。
色彩豊かな邸宅の屋根をタイル張りにしたり、幅広い街路にヤシの木などの樹木を植えたのは、1970年に町が大火災に遭ったことを機に施行された防火対策の一環です。
1873年、カリブ海に面した港町ベラクルスとメキシコ・シティ間を走る鉄道が開通し、水上交易が急激に衰退したため、トラコタルパンには、スペインとカリブ海文化の伝統が見事に融合した往時の景観がそのままに残ったのです。
※ネオクラシック様式とは、ローマ、ギリシア時代の建物の一部を建築に取り入れ、ゴシック様式と比べると外部装飾を縮小し、シンプルな中の美を追求した様式である。
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アンティグア・グアテマラ
古都アンティグァ・グアテマラは、首都グアテマラ・シティの西40kmにある富士山のような形をしたアグア火山など3つの山に囲まれた標高1520mの古都。
アンテイグア・グアテマラとは「古き良きグアテマラ」の意味です。
古都アンティグァ・グアテマラは、1543年、現在のメキシコ南部からコスタリカまでの地域を統括する総督府として創建されると、38に及ぶ聖堂や、大学、神学校などが次々と建てられました。
大聖堂がそびえる中央広場を中心に碁盤の目のように道路が敷かれ、広場を囲んで、旧グアテマラ総督の宮殿、ラ・メルセー教会、修道院やコロニアル風の建物が静かにたたずみ、石畳の美しさが印象的です。
宗教や学問の中心地としての地位を築いた町の人口は、18世紀には8万人にまで膨らんだといいます。
中米ではもっとも華やかな都市として栄えましたが、1773年の大地震による崩壊で、首都がグアテマラ・シティに移されました。
建都以来、たびたび地震に襲われたため、イスラムの影響を受けたスペインの様式と先住民の様式を融合したバロック様式の建物には耐震性が加えられ、厚い壁、低い天井、両端に塔を備えた独特の構造になりました。
アンティグァ・グアテマラ Antigua Guatemala 所在国:グアテマラ共和国 世界遺産登録年:1979年 世界遺産の種類:文化遺産 |
古都アンティグァ・グアテマラは、首都グアテマラ・シティの西40kmにある富士山のような形をしたアグア火山など3つの山に囲まれた標高1520mの古都。
アンテイグア・グアテマラとは「古き良きグアテマラ」の意味です。
古都アンティグァ・グアテマラは、1543年、現在のメキシコ南部からコスタリカまでの地域を統括する総督府として創建されると、38に及ぶ聖堂や、大学、神学校などが次々と建てられました。
大聖堂がそびえる中央広場を中心に碁盤の目のように道路が敷かれ、広場を囲んで、旧グアテマラ総督の宮殿、ラ・メルセー教会、修道院やコロニアル風の建物が静かにたたずみ、石畳の美しさが印象的です。
宗教や学問の中心地としての地位を築いた町の人口は、18世紀には8万人にまで膨らんだといいます。
中米ではもっとも華やかな都市として栄えましたが、1773年の大地震による崩壊で、首都がグアテマラ・シティに移されました。
建都以来、たびたび地震に襲われたため、イスラムの影響を受けたスペインの様式と先住民の様式を融合したバロック様式の建物には耐震性が加えられ、厚い壁、低い天井、両端に塔を備えた独特の構造になりました。
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イエローストーン国立公園
イエローストーン国立公園 は、アイダホ州、モンタナ州、及びワイオミング州にまたがるアメリカ合衆国最大の公園であり、また、世界最古の国立公園であり、マグマの熱によって形成された熱水現象を地球上で最も多く見ることができる場所として知られています。
間欠泉が噴出し、温水が湧く場所は1万ヵ所に及び、その数は全世界で見られる熱水現象の約半分に相当しています。
なかでも間欠泉の数は、200〜250に及び、地球上の間欠泉の4分の1にあたると言われています。
特に間欠泉のスケールは最大60mにもなり、世界のどの火山地域をもしのいでいます。
また、地球に残された数少ない手付かずの巨大温帯地帯生態系の一つであり、一帯は動植物の宝庫であり、グリズリーや狼、及びバイソン(バッファロー)などの絶滅が危惧されている動物たちやワピチの群れが生息しています。
ただ、バイソンは、隣接する保留地を持つショーショーニ族、バンノック族によって、イエローストーン内でのバッファロー狩りが年に何回か行われています。
イエローストーン地域で産出される黒曜石は、一帯で狩猟していたインディアン達によって矢尻やナイフに利用されていました。
それらの矢尻は遠くミシシッピ川周辺でも発見されており、イエローストーン周辺で生活していた部族と、はるか東方の部族との交易があったことを証明しています。
この公園はできるだけ人の手を加えずに生態系を保護している点でも重要です。
大規模な山火事が起こっても積極的な消火活動や、鎮火後の人為的な植林は行われません。
すべてが自然のままに任されています。
※イエローストーンは、インディアン達に “Mitzi-a-dazi”(「黄色い石のある川」の意)として知られていた。
(黄色い色は一般に信じられている様に硫黄分の色ではなく、熱水作用によって変色した鉄分の色である。)
イエローストーン国立公園 Yellowstone National Park 所在国:アメリカ合衆国 世界遺産登録年:1978年 世界遺産の種類:自然遺産 |
イエローストーン国立公園 は、アイダホ州、モンタナ州、及びワイオミング州にまたがるアメリカ合衆国最大の公園であり、また、世界最古の国立公園であり、マグマの熱によって形成された熱水現象を地球上で最も多く見ることができる場所として知られています。
間欠泉が噴出し、温水が湧く場所は1万ヵ所に及び、その数は全世界で見られる熱水現象の約半分に相当しています。
なかでも間欠泉の数は、200〜250に及び、地球上の間欠泉の4分の1にあたると言われています。
特に間欠泉のスケールは最大60mにもなり、世界のどの火山地域をもしのいでいます。
また、地球に残された数少ない手付かずの巨大温帯地帯生態系の一つであり、一帯は動植物の宝庫であり、グリズリーや狼、及びバイソン(バッファロー)などの絶滅が危惧されている動物たちやワピチの群れが生息しています。
ただ、バイソンは、隣接する保留地を持つショーショーニ族、バンノック族によって、イエローストーン内でのバッファロー狩りが年に何回か行われています。
イエローストーン地域で産出される黒曜石は、一帯で狩猟していたインディアン達によって矢尻やナイフに利用されていました。
それらの矢尻は遠くミシシッピ川周辺でも発見されており、イエローストーン周辺で生活していた部族と、はるか東方の部族との交易があったことを証明しています。
この公園はできるだけ人の手を加えずに生態系を保護している点でも重要です。
大規模な山火事が起こっても積極的な消火活動や、鎮火後の人為的な植林は行われません。
すべてが自然のままに任されています。
※イエローストーンは、インディアン達に “Mitzi-a-dazi”(「黄色い石のある川」の意)として知られていた。
(黄色い色は一般に信じられている様に硫黄分の色ではなく、熱水作用によって変色した鉄分の色である。)