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トリニダードとロス・インヘニオス渓谷
トリニダードとロス・インヘニオス渓谷はキューバの首都ハバナから南東へ約280km離れたカリブ海に面し海岸線から少し内陸に入った場所に位置する街で、1988年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された地域です。
トリニダードは金鉱探索をしていたスペイン人ディエゴ・ベラスケスが1514年に建設した植民都市です。
18〜19世紀半ばに栄えたサトウキビから砂糖を生産する工場を50余りもトリニダードから北西に約14km離れたロス・インヘニオス渓谷につくり、人口は約3万人にも増加しました。
トリニダードには現在でもサトウキビの大農園を所有していたオルティス、ブルネート、カンテロ、マリブラーンなどの大邸宅が博物館として残されています。
しかしサトウキビ工場で働いていたのは西アフリカから強制的に連行されてきた黒人奴隷たちであり、ロス・インヘニオス渓谷にはその黒人達を監視するために建てられたイスナーガの塔が残っています。
トリニダードとロス・インヘニオス渓谷は人類が残した負の世界遺産として知られています。
トリニダードとロス・インヘニオス渓谷 Trinidad and the Valley de los Ingenios 所在国:キューバ共和国 世界遺産登録年:1988年 世界遺産の種類:文化遺産 |
トリニダードとロス・インヘニオス渓谷はキューバの首都ハバナから南東へ約280km離れたカリブ海に面し海岸線から少し内陸に入った場所に位置する街で、1988年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された地域です。
トリニダードは金鉱探索をしていたスペイン人ディエゴ・ベラスケスが1514年に建設した植民都市です。
18〜19世紀半ばに栄えたサトウキビから砂糖を生産する工場を50余りもトリニダードから北西に約14km離れたロス・インヘニオス渓谷につくり、人口は約3万人にも増加しました。
トリニダードには現在でもサトウキビの大農園を所有していたオルティス、ブルネート、カンテロ、マリブラーンなどの大邸宅が博物館として残されています。
しかしサトウキビ工場で働いていたのは西アフリカから強制的に連行されてきた黒人奴隷たちであり、ロス・インヘニオス渓谷にはその黒人達を監視するために建てられたイスナーガの塔が残っています。
トリニダードとロス・インヘニオス渓谷は人類が残した負の世界遺産として知られています。
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ナハニ国立公園
ナハニ国立公園はカナダ北西部のノースウエスト準州にある国立公園で、1976年に世界で初めてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された森と氷河とツンドラの地域です。
ナハニ国立公園の面積は4766平方キロメートルで、ロッキー山脈から連なるアラスカに至るまでの地域で、その内部をサウスナハニ川が横断しており、その自然環境の厳しさから車でのアクセスは不可能。
セスナ機やヘリコプターもしくは船(カヌーなどの小舟)で川を遡るしかなく、容易に人を寄せ付けないために現在でも手つかずの自然が残されており野生動物の楽園と言われています。
ナハニ国立公園で有名なところといえばナイヤガラの滝、イグアスの滝以上の落差100mを誇る壮大な景観のバージニア滝、1年を通してオーロラが見られるイエローナイフ、世界8大キャニオンのひとつラム・キャニオンの深い渓谷、氷河から流れ出すエメラルド色の水をたたえたグレイシャー湖などがあり、また30万年もの間、氷河の影響を受けることのなかった東部の原野は太古の景観をそのままに残しています。
カルスト地形も見られ、地中には無数の洞窟が広がっており鍾乳洞も多数あります。
また温泉が多数湧き出ており、北緯60度を超える地域にもかかわらず穏やかな気候で珍しいランの種類の群生やオオカミ、グリズリー、カリブー、ムース、ドールシープなど多くの動植物の生息地となっています。
ナハニ国立公園 Nahanni National Park 所在国:カナダ 世界遺産登録年:1978年 世界遺産の種類:自然遺産 |
ナハニ国立公園はカナダ北西部のノースウエスト準州にある国立公園で、1976年に世界で初めてユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された森と氷河とツンドラの地域です。
ナハニ国立公園の面積は4766平方キロメートルで、ロッキー山脈から連なるアラスカに至るまでの地域で、その内部をサウスナハニ川が横断しており、その自然環境の厳しさから車でのアクセスは不可能。
セスナ機やヘリコプターもしくは船(カヌーなどの小舟)で川を遡るしかなく、容易に人を寄せ付けないために現在でも手つかずの自然が残されており野生動物の楽園と言われています。
ナハニ国立公園で有名なところといえばナイヤガラの滝、イグアスの滝以上の落差100mを誇る壮大な景観のバージニア滝、1年を通してオーロラが見られるイエローナイフ、世界8大キャニオンのひとつラム・キャニオンの深い渓谷、氷河から流れ出すエメラルド色の水をたたえたグレイシャー湖などがあり、また30万年もの間、氷河の影響を受けることのなかった東部の原野は太古の景観をそのままに残しています。
カルスト地形も見られ、地中には無数の洞窟が広がっており鍾乳洞も多数あります。
また温泉が多数湧き出ており、北緯60度を超える地域にもかかわらず穏やかな気候で珍しいランの種類の群生やオオカミ、グリズリー、カリブー、ムース、ドールシープなど多くの動植物の生息地となっています。
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ソチカルコの古代遺跡地帯
ソチカルコの古代遺跡地帯はメキシコ合衆国のモレーロス州の州都であるクエルナバカから南に約35kmほどの丘陵地帯にある城塞都市遺跡のことで、1999年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
ソチカルコとは「花々の館」を意味する言葉で、650年〜900年代にモンテ・アルバン、テオティワカン、パレンケ、ティカルなどの都市が衰退した後の民族移動や新興の都市国家間の抗争が続いた頃に発祥した都市であり、マヤ文明とも交流の深いトルテカ文明の政治、文化、商業、宗教などの中心地として栄えたところです。
ケツァルコアトルという羽のあるヘビをモチーフとした彫刻は非常に有名で、神殿の四面にはマヤの神官のレリーフが彫られており保存状態が大変良く当時の様子が良くうかがえます。
マヤ文明だけではなく時代をまたぎ地域を越え融合された独特の建築や美術が見られ、後のアステカ文明にも大きな影響を与えたと言われています。
ソチカルコの古代遺跡地帯 Archaeological Monuments Zone of Xochicalco 所在国:メキシコ合衆国 世界遺産登録年:1999年 世界遺産の種類:文化遺産 |
ソチカルコの古代遺跡地帯はメキシコ合衆国のモレーロス州の州都であるクエルナバカから南に約35kmほどの丘陵地帯にある城塞都市遺跡のことで、1999年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
ソチカルコとは「花々の館」を意味する言葉で、650年〜900年代にモンテ・アルバン、テオティワカン、パレンケ、ティカルなどの都市が衰退した後の民族移動や新興の都市国家間の抗争が続いた頃に発祥した都市であり、マヤ文明とも交流の深いトルテカ文明の政治、文化、商業、宗教などの中心地として栄えたところです。
ケツァルコアトルという羽のあるヘビをモチーフとした彫刻は非常に有名で、神殿の四面にはマヤの神官のレリーフが彫られており保存状態が大変良く当時の様子が良くうかがえます。
マヤ文明だけではなく時代をまたぎ地域を越え融合された独特の建築や美術が見られ、後のアステカ文明にも大きな影響を与えたと言われています。