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フォントネーのシトー会修道院
フォントネーのシトー会修道院とは、フランス東部のブルゴーニュ地方モンバール市内の人里離れた山あいにある修道院のことで、1981年に世界遺産に登録されています。
サン=ベルナール渓谷とフォントネー川の合流点にあたる森の中で静かにたたずむ最古のシトー会修道院です。
ラテン語で泉を意味するフォントネーに、地元出身の神学者・聖ベルナールが12世紀初め、修道院を建てたことに遡ります。
そのころ、王侯貴族から莫大な寄進を得て発展していた他の修道院に対して、ベルナールは批判的な立場をとり、さらに修道院の基本に立ち返るべきと主張しました。
立ち返るべき基本とは、祈りと労働のことです。
それは、厳格な修行と自給自足の清貧な暮らしのことでした。
修道士が自ら山で切り出した石で作った聖堂は、ベルナールの教えを顕著に物語っているといえます。
荘厳だけれど簡素な作りの聖堂内には、祈りの妨げになる一切の装飾がなく、いつからか十字架さえ外してしまいました。
修道士たちは同じ寝室で寝起きをともにし、極寒の冬にも床に藁だけを敷いて眠りました。
清廉に生きた彼らの精神は並大抵なものではなかったでしょう。
フォントネーのシトー会修道院 Cistercian Abbey of Fontenay 所在国:フランス 世界遺産登録:1981年 種類:文化遺産 |
フォントネーのシトー会修道院とは、フランス東部のブルゴーニュ地方モンバール市内の人里離れた山あいにある修道院のことで、1981年に世界遺産に登録されています。
サン=ベルナール渓谷とフォントネー川の合流点にあたる森の中で静かにたたずむ最古のシトー会修道院です。
ラテン語で泉を意味するフォントネーに、地元出身の神学者・聖ベルナールが12世紀初め、修道院を建てたことに遡ります。
そのころ、王侯貴族から莫大な寄進を得て発展していた他の修道院に対して、ベルナールは批判的な立場をとり、さらに修道院の基本に立ち返るべきと主張しました。
立ち返るべき基本とは、祈りと労働のことです。
それは、厳格な修行と自給自足の清貧な暮らしのことでした。
修道士が自ら山で切り出した石で作った聖堂は、ベルナールの教えを顕著に物語っているといえます。
荘厳だけれど簡素な作りの聖堂内には、祈りの妨げになる一切の装飾がなく、いつからか十字架さえ外してしまいました。
修道士たちは同じ寝室で寝起きをともにし、極寒の冬にも床に藁だけを敷いて眠りました。
清廉に生きた彼らの精神は並大抵なものではなかったでしょう。
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バイカル湖
バイカル湖とは、ロシアのシベリア連邦管区のブリヤート共和国とイルクーツク州にまたがる湖で、1996年に世界遺産に登録されています。
長径が600km、短径が30kmに及ぶ湖水面の面積は31,494平方キロメートルで、ヨーロッパとの境にあるカスピ海や、現在急速に面積を縮小しているアラル海を除くとアジア最大で、最大水深は1,637mと世界で最も深い湖でもあります。
水質も世界一の透明度を誇り、また、世界で最も古い古代湖でもあり、2,500万年の歴史を持つといわれています。
ちなみに、ここで採れるチョウザメからはキャビアが取れることで有名です。
そのほか、オームリやバイカルアザラシ等、確認されているだけでもサケ科魚類をはじめ、多数の固有種が存在しています。
特に、端脚類が適応放散で多数の種になっていることが知られています。
また、本格的な調査は1980年代後期になって始まったばかりなので、未確認の固有種も少なくないと推測されています。
バイカル湖 Lake Baikal 所在国:ロシア 世界遺産登録:1996年 種類:自然遺産 |
バイカル湖とは、ロシアのシベリア連邦管区のブリヤート共和国とイルクーツク州にまたがる湖で、1996年に世界遺産に登録されています。
長径が600km、短径が30kmに及ぶ湖水面の面積は31,494平方キロメートルで、ヨーロッパとの境にあるカスピ海や、現在急速に面積を縮小しているアラル海を除くとアジア最大で、最大水深は1,637mと世界で最も深い湖でもあります。
水質も世界一の透明度を誇り、また、世界で最も古い古代湖でもあり、2,500万年の歴史を持つといわれています。
ちなみに、ここで採れるチョウザメからはキャビアが取れることで有名です。
そのほか、オームリやバイカルアザラシ等、確認されているだけでもサケ科魚類をはじめ、多数の固有種が存在しています。
特に、端脚類が適応放散で多数の種になっていることが知られています。
また、本格的な調査は1980年代後期になって始まったばかりなので、未確認の固有種も少なくないと推測されています。
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バース市街
バース市街とは、1987年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された物件で、イギリスの南部のエイヴォン県に位置します。
ロンドンの西140kmにある都市、バースは行政区分としては、エイヴォン県のバース市になり、人口は9万人程度です。
紀元前からの温泉場として有名で、一説には、ケルト人が温泉を発見したと言われています。
その地名が、英語のbath(風呂)の語源となったというのは俗説で、正しくは風呂を意味するゲルマン古語からその名がつけられました。
1世紀頃に、ローマ帝国の支配下にあって保養地として繁栄しました。
ローマ式の大浴場や神殿が多く建築されましたが、ローマが撤退すると一時的に荒廃してしまいます。
18世紀に再発見されてからは、ジョージアン形式と呼ばれる当時のテラスハウスの建つ町並みへと変貌するとともに、上流階級の保養地にもなりました。
バース市街 City of Bath 所在国:イギリス 世界遺産登録:1987年 種類:文化遺産 |
バース市街とは、1987年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された物件で、イギリスの南部のエイヴォン県に位置します。
ロンドンの西140kmにある都市、バースは行政区分としては、エイヴォン県のバース市になり、人口は9万人程度です。
紀元前からの温泉場として有名で、一説には、ケルト人が温泉を発見したと言われています。
その地名が、英語のbath(風呂)の語源となったというのは俗説で、正しくは風呂を意味するゲルマン古語からその名がつけられました。
1世紀頃に、ローマ帝国の支配下にあって保養地として繁栄しました。
ローマ式の大浴場や神殿が多く建築されましたが、ローマが撤退すると一時的に荒廃してしまいます。
18世紀に再発見されてからは、ジョージアン形式と呼ばれる当時のテラスハウスの建つ町並みへと変貌するとともに、上流階級の保養地にもなりました。