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モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカ及びグランデ広場

モデナの大聖堂、トッレ・チヴィカ及びグランデ広場
Cathedral, Torre Civica and Piazza Grande, Modena
所在国 : イタリア
世界遺産登録:1997年
種類:文化遺産


モデナの大聖堂、市民の塔とグランデ広場は、イタリア北部のエミリア・ロマーニャ州、モデナにあります。

町のランドマークといえるモデナの大聖堂は、設計を建築家ランフランコが行い、正面のレリーフを彫刻家ヴィリジェルモによって、モデナが自由都市コムーネだった12世紀に建設されました。

ロンバルディア・ロマネスク様式の傑作とされています。

モデナ大聖堂の隣には、高さ88メートルの鐘楼トッレ・チヴィカが建てられています。

青銅でつくられた花飾り「ギルランド」があることから、建設当初から、ギルランディーナと呼ばれ、親しまれてきました。

モデナには、最寄のボローニャからだと列車で30分ほど、ミラノからだと、特急で2時間弱でアクセスできます。
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ミディ運河

ミディ運河
Canal du Midi
所在国 : フランス
世界遺産登録:1996年
種類:文化遺産


ミディ運河は、フランスのトゥールーズ、ガロンヌ川から地中海に面したトー湖までの、全長240キロメートル、支流部分を含めれば360キロメートルにもおよぶ運河です。

地中海と大西洋を結ぶ輸送行路として南フランスの発展に大きな役割を果たしました。

とりわけラングドック地方のワインの生産量増加に貢献しています。

ミディ運河の建設プランは、徴税使ピエール=ポール・リケ(Pierre-Paul Riquet)によって発案されたものです。

ジブラルタル海峡の通行税というスペインのくびきからの脱却を狙ったもので、当時の国王ルイ14世にも国家プロジェクトとして認可を受けています。

ミディ運河の工事は1666年から始まり、1681年に完成をみました。

当時の最先端技術を駆使し、標高差21メートルをクリアした閘門、フォンセランヌの7段ロックは壮観です。

技術面だけでなく、景観としても、リケは、運河に沿って、4万5千本ものプラタナスなどの樹木を植えたりと、南フランスの美しい自然と調和させました。

こうしたこともあって費用は予想以上にかさみ、国の予算では足らず、リケ自身の財産も投じての工事となりました。

19世紀以降、ミディ鉄道が通ったことで、輸送手段としての役割は終了しましたが、運河クルーズとして、人気の観光ルートとして機能しています。
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ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)

ベルリンのムゼウムスインゼル(博物館島)
Museumsinsel (Museum Island), Berlin
所在国 : ドイツ
世界遺産登録:1999年
種類:文化遺産


ベルリンのムゼウムスインゼル(美術館島)は、ドイツの首都ベルリンのシュプレー川の中洲、ミッテ地区にあります。

中州内に、5つもの有名な博物館が集まっていることから博物館島とも美術館島とも呼ばれています。

ムゼウムスインゼルに集められている世界的に有名なコレクションとしてはバビロンのイシュタル門やペルガモン大祭壇、そして、「浜辺の僧侶」といったカスパー・ダーヴィド・フリードリヒの主要作品などが挙げられます。

ムゼウムスインゼルのそもそものはじまりは、1841年にフリードリヒ・ヴィルヘルム4世がこのエリアを「芸術と科学」の地域としたことに由来します。

旧博物館 (Altes Museum) は、5館のなかで最も歴史が古い博物館です。

1830年、建築家カール・フリードリッヒ・シンケルによって設計されました。

新博物館 (Neues Museum) は、旧博物館のちょうど裏手にあります。

1859年にカール・シンケルの弟子だったアウグスト・シュテユラーの設計によって建設されました。

エジプト美術や先史時代の遺物コレクションとして知られています。

国立絵画館 (Alte National Gallerie) は、銀行家ヨアヒム・ヴァグナーが所蔵していた19世紀の美術品を寄贈したことから、1876年、アウグスト・シュテユラーの設計で建設されました。

ボーデ博物館 (Bode Museum) は島のほぼ北端にあります。

彫刻美術とビザンティン美術のコレクションが豊富です。

ペルガモン博物館 (Pergamon Museum)は古代ローマおよび古代オリエント美術を中心として、古代美術から近世までの中東美術のコレクションがそろっています。

「ペルガモンの大祭壇」が展示されていることが、館名の由来です。

ほかには、バビロンのイシュタル門やミレトスの市場の門などといった遺跡が有名です。
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