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ニュージーランドの亜南極諸島
ニュージーランドの亜南極諸島は、南極に近いニュージーランド領の島嶼部のうち、南極と亜熱帯の中間に位置する四つの諸島(アンティポデス諸島 ・オークランド諸島・スネアズ諸島 ・バウンティ諸島)と一つの島(キャンベル島 )が世界遺産に登録されてます。
いずれも大海の孤島であるために、多種多様な動植物が繁殖する自然の宝庫となっており、特に野鳥類は海鳥40種をふくむ126種が観測されています。
この地域は、南緯40度付近にあり、南極からの寒流と太平洋からの暖流の合流点で、発生する大量のプランクトンを求めて魚類が集まり、それを餌にしている鳥たちの格好の繁殖地になっているからです。
◆オークランド諸島は、ニュージーランド南島のブラフ港から南へ465Km沖合いに浮かぶ無人の諸島です。
◆キャンベル島は、ニュージーランドの中でも最南部に位置しています。
この島は1810年にフレデリック・ハッセルボロウによって発見され、アザラシ狩猟の拠点となり、乱獲のため、島のアザラシはほぼ絶滅してしまいました。
◆スネアズ諸島は、ジョージ・バンクーバーに発見され、船の航行が危険な場所と言う意味でスネアズ(snares = 罠)と名づけられました。
捕鯨やアザラシ狩りの影響を受けた他の南極圏の島と異なり、スネアズ諸島には手付かずの自然が残っており、無脊椎動物の他に鳥類の固有種のスネアーズペンギンが生息しています。
また、北西島は繁殖期には300万羽以上集まるハイイロミズナギドリの繁殖地でも知られています。
生態系を維持するため、この地域の立ち入りは厳しく制限されています。
◆バウンティ諸島は、1788年にバウンティ号のウィリアム・ブライによって発見されたためバウンティ諸島と名付けられました。
今ではニュージーランド政府の保護政策により、ペンギンやアホウドリが多く生息していますが、19世紀にはアザラシ狩りの拠点となり、絶滅状態になったこともありました。
ニュージーランドの亜南極諸島 New Zealand Sub-Antarctic Islands 所在国:ニュージーランド 世界遺産登録年:1998年 世界遺産の種類:自然遺産 |
ニュージーランドの亜南極諸島は、南極に近いニュージーランド領の島嶼部のうち、南極と亜熱帯の中間に位置する四つの諸島(アンティポデス諸島 ・オークランド諸島・スネアズ諸島 ・バウンティ諸島)と一つの島(キャンベル島 )が世界遺産に登録されてます。
いずれも大海の孤島であるために、多種多様な動植物が繁殖する自然の宝庫となっており、特に野鳥類は海鳥40種をふくむ126種が観測されています。
この地域は、南緯40度付近にあり、南極からの寒流と太平洋からの暖流の合流点で、発生する大量のプランクトンを求めて魚類が集まり、それを餌にしている鳥たちの格好の繁殖地になっているからです。
◆オークランド諸島は、ニュージーランド南島のブラフ港から南へ465Km沖合いに浮かぶ無人の諸島です。
◆キャンベル島は、ニュージーランドの中でも最南部に位置しています。
この島は1810年にフレデリック・ハッセルボロウによって発見され、アザラシ狩猟の拠点となり、乱獲のため、島のアザラシはほぼ絶滅してしまいました。
◆スネアズ諸島は、ジョージ・バンクーバーに発見され、船の航行が危険な場所と言う意味でスネアズ(snares = 罠)と名づけられました。
捕鯨やアザラシ狩りの影響を受けた他の南極圏の島と異なり、スネアズ諸島には手付かずの自然が残っており、無脊椎動物の他に鳥類の固有種のスネアーズペンギンが生息しています。
また、北西島は繁殖期には300万羽以上集まるハイイロミズナギドリの繁殖地でも知られています。
生態系を維持するため、この地域の立ち入りは厳しく制限されています。
◆バウンティ諸島は、1788年にバウンティ号のウィリアム・ブライによって発見されたためバウンティ諸島と名付けられました。
今ではニュージーランド政府の保護政策により、ペンギンやアホウドリが多く生息していますが、19世紀にはアザラシ狩りの拠点となり、絶滅状態になったこともありました。
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東レンネル
東レンネルはソロモン諸島(南太平洋のメラネシアにある島々からなる国家で、オーストラリアの北東、パプアニューギニアの東に位置している)の最南端の世界最大の珊瑚島です。
東レンネルは1998にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された全長86km、幅15kmのレンネル島は環状の珊瑚礁が隆起して出来た島の東部の地域を指します。
テガノ湖はレンネル島の面積の約20%を占めており、太平洋地域では最大の汽水湖(海と繋がっているために海水と淡水が混在する湖のこと)となっています。
テガノ湖は政府が所有しているのではなく湖周辺の住民の所有となっており、固有種であるシマウミヘビなど27種類の生息地域としても有名です。
年間降水量が4000mm以上もあり、降水量が非常に多い高温多湿地帯のためにほとんど濃霧に覆われている熱帯地域であり人が滅多に立ち入らないこともあり、レンネル島全体が樹高平均20mを越える非常に高い樹木に覆われ、ウミヘビ、マイマイやレンネルオオコウモリをはじめとして固有種を含む11種のコウモリ、植物でも固有のランやタコノキの貴重な生息地になっています。
東レンネル East Rennell 所在国:ソロモン諸島 世界遺産登録年:1998年 世界遺産の種類:自然遺産 |
東レンネルはソロモン諸島(南太平洋のメラネシアにある島々からなる国家で、オーストラリアの北東、パプアニューギニアの東に位置している)の最南端の世界最大の珊瑚島です。
東レンネルは1998にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された全長86km、幅15kmのレンネル島は環状の珊瑚礁が隆起して出来た島の東部の地域を指します。
テガノ湖はレンネル島の面積の約20%を占めており、太平洋地域では最大の汽水湖(海と繋がっているために海水と淡水が混在する湖のこと)となっています。
テガノ湖は政府が所有しているのではなく湖周辺の住民の所有となっており、固有種であるシマウミヘビなど27種類の生息地域としても有名です。
年間降水量が4000mm以上もあり、降水量が非常に多い高温多湿地帯のためにほとんど濃霧に覆われている熱帯地域であり人が滅多に立ち入らないこともあり、レンネル島全体が樹高平均20mを越える非常に高い樹木に覆われ、ウミヘビ、マイマイやレンネルオオコウモリをはじめとして固有種を含む11種のコウモリ、植物でも固有のランやタコノキの貴重な生息地になっています。
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タスマニア原生地域
タスマニア原生地域はオーストラリアの南にあるタスマニア州に属しているユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている地域の総称で、2万年以上前の原始の姿を残している原生地域と言われています。
タスマニア島の36%が国立公園や保護林や保護区となっており、美しい水と空気、豊富な森林資源とそれに支えられた美しい湖や沼地、そして数十種類もの野生の花々などが見事に共生しているところです。
またタスマニア原生地域はタスマニアでビル(別名フクロアナグマ)と呼ばれる体長50〜60cm、体高30cmほどの現在生きている肉食性有袋類では最大の動物の分布域としても有名です。
タスマニアデビルはその名前から分かるように、かつては家畜や家禽を襲う害獣として駆除されていました。
しかし1941年に保護法が成立し保護対象となっています。
またタスマニア原生地域にはウォンバット(体長1mほどのフクロネズミの仲間)やカモノハシ(卵を産むほ乳類として有名)やオオフクロネコなどのオーストラリア固有で独特の生物種、もしくはこのタスマニア島固有の生物種が生息していることで有名です。
また海岸は氷河によって削られた1万5千年前の玄武岩が壮大な景観をつくりあげており、点在する洞窟には文化遺産として3万年以上前から住んでいたアボリジニが1万年以上前に描いたと言われているステンシル技法の壁画や石器などが見つかっており、考古学的にも非常に貴重な地域です。
タスマニア原生地域 Tasmanian Wilderness 所在国:オーストラリア 世界遺産登録年:1982年 世界遺産の種類:複合遺産 |
タスマニア原生地域はオーストラリアの南にあるタスマニア州に属しているユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されている地域の総称で、2万年以上前の原始の姿を残している原生地域と言われています。
タスマニア島の36%が国立公園や保護林や保護区となっており、美しい水と空気、豊富な森林資源とそれに支えられた美しい湖や沼地、そして数十種類もの野生の花々などが見事に共生しているところです。
またタスマニア原生地域はタスマニアでビル(別名フクロアナグマ)と呼ばれる体長50〜60cm、体高30cmほどの現在生きている肉食性有袋類では最大の動物の分布域としても有名です。
タスマニアデビルはその名前から分かるように、かつては家畜や家禽を襲う害獣として駆除されていました。
しかし1941年に保護法が成立し保護対象となっています。
またタスマニア原生地域にはウォンバット(体長1mほどのフクロネズミの仲間)やカモノハシ(卵を産むほ乳類として有名)やオオフクロネコなどのオーストラリア固有で独特の生物種、もしくはこのタスマニア島固有の生物種が生息していることで有名です。
また海岸は氷河によって削られた1万5千年前の玄武岩が壮大な景観をつくりあげており、点在する洞窟には文化遺産として3万年以上前から住んでいたアボリジニが1万年以上前に描いたと言われているステンシル技法の壁画や石器などが見つかっており、考古学的にも非常に貴重な地域です。