このサイトでは、世界遺産の紹介、案内をしています。
スポンサードリンク
エルチェの椰子園
エルチェの椰子園は、スペインの南西部バレンシアの南、約140?のところにあります。
その規模は、ヨーロッパでは最大規模といわれる椰子園で200万?以上の広さを誇っています。
今現在は、11000本以上、樹齢300年以上のナツメヤシがここに植えられています。
この椰子園の歴史は古く、2000年前にさかのぼります。
エルチェは、地中海沿岸にあり、究めて温暖な気候に恵まれた土地で、北アフリカからフェニキア人によってナツメヤシが移植されたものであると考えられています。
カルタゴの後にエルチェも含めたイベリア半島全域を支配したローマ帝国、ムーア人の統治の下でも、この椰子園は生き残ってきました。
椰子園が現在の形を形成するようになったのは、アブド・アッラフマーン1世が、アラブ世界特有の灌漑システムをこの椰子園に導入したことにより、年間で300?の降水量しか降らないエルチェでもナツメヤシを育成することに可能にしたからです。
このようなアラブの技術がヨーロッパに持ち込まれて現在にいたるまで活用されているケースは、歴史的にもきわめて稀なことです。
雄の椰子の葉(枝)は枝の祝日(復活祭直前の日曜日)の行列や工芸品のために使われます。
エルチェの椰子園 Palmeral of Elche 所在国:スペイン 世界遺産登録年:2000年 世界遺産の種類:文化遺産 |
エルチェの椰子園は、スペインの南西部バレンシアの南、約140?のところにあります。
その規模は、ヨーロッパでは最大規模といわれる椰子園で200万?以上の広さを誇っています。
今現在は、11000本以上、樹齢300年以上のナツメヤシがここに植えられています。
この椰子園の歴史は古く、2000年前にさかのぼります。
エルチェは、地中海沿岸にあり、究めて温暖な気候に恵まれた土地で、北アフリカからフェニキア人によってナツメヤシが移植されたものであると考えられています。
カルタゴの後にエルチェも含めたイベリア半島全域を支配したローマ帝国、ムーア人の統治の下でも、この椰子園は生き残ってきました。
椰子園が現在の形を形成するようになったのは、アブド・アッラフマーン1世が、アラブ世界特有の灌漑システムをこの椰子園に導入したことにより、年間で300?の降水量しか降らないエルチェでもナツメヤシを育成することに可能にしたからです。
このようなアラブの技術がヨーロッパに持ち込まれて現在にいたるまで活用されているケースは、歴史的にもきわめて稀なことです。
雄の椰子の葉(枝)は枝の祝日(復活祭直前の日曜日)の行列や工芸品のために使われます。
PR