マノヴォ＝グンダ・サン・フローリス国立公園

マノヴォ-グンダ・サン・フローリス国立公園 Manovo-Gounda St. Floris National Park 所在国：中央アフリカ共和国 世界遺産登録：1988年 種類：自然遺産　危機遺産

マノヴォ＝グンダ・サン・フローリス国立公園は、中央アフリカ共和国にある国立公園で、アフリカ中央部の17400km2ほどの広大な範囲と占めています。

位置的に見ると、南のボンゴ高原と北のアウク川 にはさまれています。

また、河川の洪水時に河道から氾濫する範囲にある平野である氾濫源でサバンナ地帯でもあり、多くの動物が生息しています。

マノヴォ＝グンダ・サン・フローリス国立公園一帯には、10000〜15000羽程度生息するとされるハシビロコウや、ペリカン類など多くの水鳥が生息しています。

この国立公園には、サンショクウミワシやアフリカハゲコウといった猛禽類も生息していまして、野鳥類は全部で320種にのぼるとされています。

南部に広がるサバンナには、多くの大型哺乳類が生息しています。

ゾウ、クロサイ、イボイノシシ、カバ、コリンガゼル、ダイカー、アフリカスイギュウ、ライオン、チーター、アヌビスヒヒ、サバンナモンキーなど50種以上が生息しています。

しかし、高額で取引されるアフリカゾウやクロサイなどの密猟が横行して、絶滅寸前にまで追い込まれたことや、環境の悪化を理由として、1997年に危機遺産に登録されました。