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サルヴァドール・デ・バイア歴史地区
サルヴァドール・デ・バイア歴史地区は、植民地ブラジルの最初の首都となった所です。
1763年、サトウキビ産業の衰退に伴い、金やダイヤモンドの産地のミナス・ジェライスから近い港であるリオ・デ・ジャネイロに 首都が遷りました。
サルヴァドールは、現在はバイーヤ州の首都となっています。
1985年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
ポルトガル人が、サトウキビ農園の労働力としてアフリカから連れてきた黒人たちの奴隷輸入の基地として繁栄してきたこの街は、その暗黒時代を経て、現在はアフリカの人々の文化、ポルトガルの文化、そしてブラジル古来の文化が融合し、なんとも不思議な雰囲気を作り出している暖かい街になっています。
奴隷市場が開かれた歴史地区は、高さ80mの崖を境に上下に分かれ、港に面した下町は商業地区、上町は、化粧漆喰で彩られた瀟洒な邸宅や、17〜18世紀のバロック様式の聖堂が並ぶ植民地時代の街並みとなっています。
18世紀初頭に建てられたサン・フランシスコ聖堂は、「黄金の聖堂」の呼び名どおり、天井から壁、祭壇に至るすべてが金箔で覆われ、当時の繁栄ぶりを伝えています しかし、これらの美しい美しい古都は、実は狂気ともいえる奴隷制の上に築かれたものであることを忘れてはいけません。
当時サトウキビ農園主が暮らした邸宅の片隅に、反抗した労働者に飲まず食わずの刑罰を加えるために使われた木製の足かせが残っていいます。
「アフリカ人は人間ではない」。
ポルトガルが国を挙げ19世紀まで強行した大西洋を股にかける奴隷システム。
サルヴァドールはその舞台となった負の遺産なのです。
2月、サルヴァドールは年に一度のサンバ・カーニバルが行われ、街の装いが一変します。
路地のあちこちで地響きのように鳴り始めるパーカッションのリズム。
サンバ・カーニバルといえば、リオのカーニバルが有名ですが、サルヴァドールのカーニバルも大変な盛り上がりを見せます。
実はサンバの原型を生み出したのは16世紀、サルヴァドールに連行されたアフリカの人々でした。
カーニバルはキリスト教のカトリックの儀式の復活祭までの 40日間が禁欲期間になるため、その前の時期を楽しもうということで始まりました。
当時の音はどんなものだったのか、そしてそこにはどんな思いが込められているのでしょうか。
アフリカ系ブラジル人が400年以上、弾圧をかいくぐりながら受け継いできた儀式が繰り広げられます。
リオのカーニバルは基本的にはサンボドロモ(サンバの会場)でパレードを見るといった、見て楽しむというものですが、サルヴァドールのカーニバルは一緒に混じって歩いて踊るという参加型のカーニバルだそうです。
サルヴァドール・デ・バイア歴史地区 Historic Centre of Salvador de Bahia 所在国:ブラジル連邦共和国 世界遺産登録年:1985年 世界遺産の種類:文化遺産 |
サルヴァドール・デ・バイア歴史地区は、植民地ブラジルの最初の首都となった所です。
1763年、サトウキビ産業の衰退に伴い、金やダイヤモンドの産地のミナス・ジェライスから近い港であるリオ・デ・ジャネイロに 首都が遷りました。
サルヴァドールは、現在はバイーヤ州の首都となっています。
1985年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
ポルトガル人が、サトウキビ農園の労働力としてアフリカから連れてきた黒人たちの奴隷輸入の基地として繁栄してきたこの街は、その暗黒時代を経て、現在はアフリカの人々の文化、ポルトガルの文化、そしてブラジル古来の文化が融合し、なんとも不思議な雰囲気を作り出している暖かい街になっています。
奴隷市場が開かれた歴史地区は、高さ80mの崖を境に上下に分かれ、港に面した下町は商業地区、上町は、化粧漆喰で彩られた瀟洒な邸宅や、17〜18世紀のバロック様式の聖堂が並ぶ植民地時代の街並みとなっています。
18世紀初頭に建てられたサン・フランシスコ聖堂は、「黄金の聖堂」の呼び名どおり、天井から壁、祭壇に至るすべてが金箔で覆われ、当時の繁栄ぶりを伝えています しかし、これらの美しい美しい古都は、実は狂気ともいえる奴隷制の上に築かれたものであることを忘れてはいけません。
当時サトウキビ農園主が暮らした邸宅の片隅に、反抗した労働者に飲まず食わずの刑罰を加えるために使われた木製の足かせが残っていいます。
「アフリカ人は人間ではない」。
ポルトガルが国を挙げ19世紀まで強行した大西洋を股にかける奴隷システム。
サルヴァドールはその舞台となった負の遺産なのです。
2月、サルヴァドールは年に一度のサンバ・カーニバルが行われ、街の装いが一変します。
路地のあちこちで地響きのように鳴り始めるパーカッションのリズム。
サンバ・カーニバルといえば、リオのカーニバルが有名ですが、サルヴァドールのカーニバルも大変な盛り上がりを見せます。
実はサンバの原型を生み出したのは16世紀、サルヴァドールに連行されたアフリカの人々でした。
カーニバルはキリスト教のカトリックの儀式の復活祭までの 40日間が禁欲期間になるため、その前の時期を楽しもうということで始まりました。
当時の音はどんなものだったのか、そしてそこにはどんな思いが込められているのでしょうか。
アフリカ系ブラジル人が400年以上、弾圧をかいくぐりながら受け継いできた儀式が繰り広げられます。
リオのカーニバルは基本的にはサンボドロモ(サンバの会場)でパレードを見るといった、見て楽しむというものですが、サルヴァドールのカーニバルは一緒に混じって歩いて踊るという参加型のカーニバルだそうです。
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