パエストゥムとヴェリアの古代遺跡群を含むチレントとディアノ渓谷国立公園とパドゥーラのカルトゥジオ修道院

パエストゥムとヴェリアの古代遺跡群を含むチレントとディアノ渓谷国立公園とパドゥーラのカルトゥジオ修道院 Cilento and Vallo di Diano National Park with the Archeological sites of Paestum and Velia, and the Certosa di Padula 所在国：イタリア共和国 世界遺産登録：1998年 種類：文化遺産

パエストゥムとヴェリアの古代遺跡群を含むチレントとディアノ渓谷国立公園とパドゥーラのカルトゥジオ修道院は、イタリア共和国南部カンパーニア州サレルノ県カパッチョ＝ペストゥムにある古代ギリシャ遺跡です。

サレルノの南東で、サレルノの南、ティレニア海から、バジリカータ州に近い内陸のディアーノ渓谷に広がる広大な範囲にあります。

最初は、イタリア政府によって複合遺産として申請されましたが、結果1998年に文化遺産として、世界遺産に登録されました。

最大の魅力はギリシャ様式で建てられた神殿パエストゥムで、世界の３大神殿の１つに挙げられています。

また、パドゥーラの聖ロレンツォ・カルトジオ修道院は、ヨーロッパで最も重要なイタリア修道院の一つです。

紀元前六世紀に古代ギリシャの植民都市として繁栄したパエストゥムは、ティレニア海の交易により繁栄するのですが、前四世紀頃に他民族によって征服され廃墟と化しました。

現在では世界遺産に登録され、保護が進んでいます。