リヴィフ歴史地区

リヴィフ歴史地区 L'viv - the Ensemble of the Historic Centre 所在国：ウクライナ 世界遺産登録：1998年 種類：文化遺産

リヴィフ歴史地区は、ウクライナ西部に位置するリヴィフ州のほぼ中央にある文化遺産です。

リヴィフ(または、ルヴォフと呼ばれる)は、中世の後期に創立された都市で、宗教と商業の中心となり数世紀の間繁栄しました。

中世都市のリヴィフ歴史地区には、すばらしいバロックとバロック以降の建築物がほぼ無傷のまま保存されてきました。

リヴィフ歴史地区の建築物は、イタリアとドイツを含む東部ヨーロッパの建築の融合と功妙な伝統の顕著な例と言われています。

リヴィフの政治および商業は、異なる文化と宗教を持つ沢山の民族グループを引き寄せる役割を果たしました。

それぞれの民族は別々に住んでいましたが、相互依存しているコミュニティを作り上げました。

珍しく路面電車が通る街並み、リヴィウの旧市街、ヤン3世(ポーランド王)の宮殿、など多くの見所が残っているリヴィフ歴史地区です。

マダラの騎士像

マダラの騎士像 Madara Rider 所在国：ブルガリア共和国 世界遺産登録：1979年 種類：文化遺産

マダラの騎士像は、ブルガリア北東部煮位置するシューメンの東にある文化遺産です。

マダラの騎士像は、ライオンに打ち勝っていることを表している彫刻で、マダラの村の近くにある高さ100mの崖に刻まれている中世初期の巨大なレリーフです。

マダラの騎士像は、縦2.5 m、横3 mという大きさです。

マダラは、9世紀にキリスト教へ改宗される前の神聖な場所でした。

彫刻の周りには、705年から801年にかけての事柄が、中世のギリシャ語の銘文で刻まれています。

マダラの騎士がライオンを倒し、ワシや犬が従っている様子は、戦勝を象徴的な形で描いているものと言われています。

現在では壁像の痛みも激しく、修復作業が行われていることもあります。

またマダラの騎士像の周りには、スラヴ人の住居跡やキリスト教の礼拝堂跡などの遺跡もあり、見所の一つとなっています。

ホローケーの古村落とその周辺地区

ホローケーの古村落とその周辺地区 Old Village of Holloko and its surroundings 所在国：ハンガリー共和国 世界遺産登録：1987年 種類：文化遺産

ホローケーの古村落とその周辺地区は、ハンガリーの北部に位置するノーグラードにある文化遺産です。

ホローケーは、大切にに維持された非常に珍しい例の古村落です。

ホローケーは、17世紀から18世紀にかけて主に発達しましたが、20世紀の農業革命前の地方の生活を示す、良い例と言われています。

ハンガリーの伝統的な村落の美しさで知られ、現在でも実際に住民が住んでいます。

ホローケーの古村落は、低い山頂が連なる山脈の渓谷に含まれており、通りに並ぶ55軒が古村落の対象となっています。

そのなかには、博物館、郵便博物館、人形博物館、田舎の家々、織り手たちの家、カトリック教会など多くの見所が揃っています。

また、ホッローケーの景色は、村を囲む山々の自然、伝統的な村落と石畳の通り、現在でも生活している村の人々などが調和して、世界遺産にふさわしい景観となっています。