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イルリサット・アイスフィヨルド
イルリサット・アイスフィヨルドはデンマーク領グリーンランド西海岸の中部、北極まで約250キロメートルの北極圏内(北緯69度付近)に位置する氷河とフィヨルドで、2004年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
イルリサット・アイスフィヨルドの登録範囲は約4000平方キロメートルにおよび、そのうち約3200平方キロメートルが氷河で、約390平方キロメートルがフィヨルドで構成されています。
イルリサットはグリーンランドに暮らす狩猟民であるイヌイットの言葉で「氷山(塊)」を表す言葉です。
冬の気温はマイナス20度にもなり12月から2月まで太陽がまったく出ない日が続く極北の地でもあり、オーロラと氷河とフィヨルドの観光が主産業の美しい街です。
イルリサット・アイスフィヨルドは最後の氷期に造られた氷河とフィヨルドで、最も有名なセルメク・クジャレク氷河は標高1200メートルから海まで続く広大な氷河です。
このルメク・クジャレク氷河の流速は1日19m(年間約7キロメートル)で世界最速の氷河としても知られており、毎年放出される氷の量は約200億トンとも言われている南極以外では世界最大規模の氷河です。
イルリサット・アイスフィヨルド Ilulissat Icefjord 所在国:デンマーク 世界遺産登録年:2004年 世界遺産の種類:自然遺産 |
イルリサット・アイスフィヨルドはデンマーク領グリーンランド西海岸の中部、北極まで約250キロメートルの北極圏内(北緯69度付近)に位置する氷河とフィヨルドで、2004年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
イルリサット・アイスフィヨルドの登録範囲は約4000平方キロメートルにおよび、そのうち約3200平方キロメートルが氷河で、約390平方キロメートルがフィヨルドで構成されています。
イルリサットはグリーンランドに暮らす狩猟民であるイヌイットの言葉で「氷山(塊)」を表す言葉です。
冬の気温はマイナス20度にもなり12月から2月まで太陽がまったく出ない日が続く極北の地でもあり、オーロラと氷河とフィヨルドの観光が主産業の美しい街です。
イルリサット・アイスフィヨルドは最後の氷期に造られた氷河とフィヨルドで、最も有名なセルメク・クジャレク氷河は標高1200メートルから海まで続く広大な氷河です。
このルメク・クジャレク氷河の流速は1日19m(年間約7キロメートル)で世界最速の氷河としても知られており、毎年放出される氷の量は約200億トンとも言われている南極以外では世界最大規模の氷河です。
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イヴァノヴォの岩窟教会群
イヴァノヴォの岩窟教会群はブルガリア北東部はルセ州のイヴァノヴォ村に近く、ルーセの南20キロメートルにあるドナウ川の支流であるルセスキー・ロム川の谷の約50メートルの断崖の岩窟にある教会(聖堂)で1979年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
イヴァノヴォの岩窟教会群は12世紀から14世紀にかけて修道士によって造られ(最初に造ったのはヨアヒムという修道士)、最盛期には300を越える教会や宗教建造物があったと言われており、当時の一流の画家が招かれフレスコ画を壁や天井に多数描きました。
大天使聖ミカエル礼拝堂、洗礼堂、GospodevDol礼拝堂、聖テオドルス礼拝堂などが建築物としては有名です。
フレスコ画で最も有名なものは聖母教会にある14世紀の『最後の晩餐』で、キリストや
ユダの表情が細かい部分まで精緻に描かれており、ユダが裏切りを後悔する場面、キリストが十字架にかけられた後に復活し昇天する場面などは中世ブルガリア美術の傑作として高く評価されています。
イヴァノヴォの岩窟教会群 Rock-Hewn Churches of Ivanovo 所在国:ブルガリア 世界遺産登録年:1979年 世界遺産の種類:文化遺産 |
イヴァノヴォの岩窟教会群はブルガリア北東部はルセ州のイヴァノヴォ村に近く、ルーセの南20キロメートルにあるドナウ川の支流であるルセスキー・ロム川の谷の約50メートルの断崖の岩窟にある教会(聖堂)で1979年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
イヴァノヴォの岩窟教会群は12世紀から14世紀にかけて修道士によって造られ(最初に造ったのはヨアヒムという修道士)、最盛期には300を越える教会や宗教建造物があったと言われており、当時の一流の画家が招かれフレスコ画を壁や天井に多数描きました。
大天使聖ミカエル礼拝堂、洗礼堂、GospodevDol礼拝堂、聖テオドルス礼拝堂などが建築物としては有名です。
フレスコ画で最も有名なものは聖母教会にある14世紀の『最後の晩餐』で、キリストや
ユダの表情が細かい部分まで精緻に描かれており、ユダが裏切りを後悔する場面、キリストが十字架にかけられた後に復活し昇天する場面などは中世ブルガリア美術の傑作として高く評価されています。
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アルタのロック・アート
アルタのロック・アートはノルウェーの最北部の北極圏に近いフィンマルク県アルタ近くのヒェンメルフトにある先史時代の岩面画群で1985年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
1972年以来、約5キロメートルに渡る海岸の岩肌の斜面に20〜40センチメートルの大きさの、およそ5000点を越すロック・アート(岩面刻画および岩陰彫刻群)が発見されました。
これは紀元前4200年から紀元前500年頃までに当時の住んでいた狩猟民族によって描かれたものと言われており、斜面の最も上に描かれたものほど古く、下に描かれたものほど新しいことが分かっています。
花崗岩の表面岩画のモチーフは上の方には動物(クマ・トナカイ・ヘラジカなど)や幾何学模様の石器時代初期と思われる狩猟生活が、下の方には青銅器時代の農耕文化や呪術、シャーマンの儀式などが描かれています。
最も大きなヒェンメルフト/イープマルオクタ地区(約50ヘクタール)にある岩面画はアルタ博物館で一般公開されており、数千年前の人々の生活を今に伝えています。
アルタのロック・アート Rock Art of Alta 所在国:ノルウェー 世界遺産登録年:1985年 世界遺産の種類:文化遺産 |
アルタのロック・アートはノルウェーの最北部の北極圏に近いフィンマルク県アルタ近くのヒェンメルフトにある先史時代の岩面画群で1985年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
1972年以来、約5キロメートルに渡る海岸の岩肌の斜面に20〜40センチメートルの大きさの、およそ5000点を越すロック・アート(岩面刻画および岩陰彫刻群)が発見されました。
これは紀元前4200年から紀元前500年頃までに当時の住んでいた狩猟民族によって描かれたものと言われており、斜面の最も上に描かれたものほど古く、下に描かれたものほど新しいことが分かっています。
花崗岩の表面岩画のモチーフは上の方には動物(クマ・トナカイ・ヘラジカなど)や幾何学模様の石器時代初期と思われる狩猟生活が、下の方には青銅器時代の農耕文化や呪術、シャーマンの儀式などが描かれています。
最も大きなヒェンメルフト/イープマルオクタ地区(約50ヘクタール)にある岩面画はアルタ博物館で一般公開されており、数千年前の人々の生活を今に伝えています。