このサイトでは、世界遺産の紹介、案内をしています。
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アトス山
アトス山 Mount Athos 所在国:ギリシャ 世界遺産登録年:1988年 世界遺産の種類:複合遺産 アトス山はギリシャ北部の第2の都市であるテッサロニキから東に突き出すように位置しているハルキディキ半島のうち、最も東の端にあるアクティ半島南端に位置する標高2033メートルの聖なる山で1988年にユネスコの世界遺産(複合遺産)に登録されました。 アクティ半島は幅8キロメートル〜12キロメートル、長さ約40キロメートル、面積は385平方キロメートルで中世からの自然が手つかずのまま深い緑を保っています。 このアトス山はギリシア政府より自治権を認められたギリシア正教の聖地であり、現在も1000年以上女人禁制の聖地として20の修道院(メギスティ・ラヴラ、ヴァドペディ、イヴィロン、ヒランダリウ、ディオニシウ、クトゥルムシウ、パントクラトール、クシロポタムウ、ゾクラフウ、ドヒアリウ、カラカル、フィロテウ、ノス・ペトラ、アギウ・パヴル、スタヴロニキタ、クセノフォンドス、オシウ・グリゴリウ、エスフィグメヌ、アギウ・パンテレイモン、カスタモニトゥの各修道院)に2000名以上の修道士がビザンティン時代さながらの厳しい修行に励んでおり、またギリシア正教美術の至宝である聖アタナシウスのイコンやフレスコ画も数多く残されている考古学的価値も非常に高いところです。 PR
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シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡
シラクーザ(シラクーサ/シラクサ)とパンタリカの岩壁墓地遺跡はイタリアのシチリア島に位置し、2005年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。 シラクーザ(シラクーサ/シラクサ)はシチリア島東岸に位置する都市で紀元前734年頃、ギリシアのコリントスの植民者たちが植民地としましたが、土地が肥沃であったために都市が発展し地中海においてギリシアの最も繁栄する都市国家となりました。 そのためシラクーザ(シラクーサ/シラクサ)はイタリアではなく古代ギリシアの遺跡です。 数学者アルキメデスの出生地でもあり、キケロ(ローマ時代の弁論家)をして「最も美しく偉大なギリシャの都市」と言わしめるほどの繁栄を見せま、特に有名な遺跡としてギリシア時代の劇場やローマ式の円形競技場ながあります。 シラクーザ(シラクーサ/シラクサ)から西に約50キロメートルほど離れたパンタリカには紀元前13世紀〜紀元前7世紀頃このシチリアに住んでいた人々(シチリアの先住民シカーニ人)が岩壁を掘って造った5000以上もの岩壁墓地遺跡があります。
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ビスカヤ橋
ビスカヤ橋はスペイン北部バスク州ビルバオ郊外のポルトゥガレテとゲチョを結ぶイバイサバル川(またはビルバオ川)に架かっている長さ164メートル、高さ50メートルで1893年に建設された世界最古の運搬橋で、2006年にバスク地方では初めてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。 運搬橋(うんぱんきょう)とは橋の形式の一つで、船の航行を妨げないために川を跨ぐ背の高い構造物にゴンドラが吊り下げられたものです。 歩行者や自動車はゴンドラに乗って対岸まで移動しますが、運搬量が少なく、自動車の性能向上で船を通すための背の高い建造物までの急勾配の坂を登ることが出来るように なったために世界的にはすぐに廃れてしまいました。 ビスカヤ橋を設計したのはバスク人のエッフェル(1889年にパリに大鉄塔を完成させたギュスターヴ・エッフェル)の弟子の一人、アルベルト・パラシオで、船舶の交通を妨げることなく、ある程度の人や自動車を運ぶためにこの水平ロープウェイを考案し たと言われています。 ビスカヤ橋は現在も使われており、また歩いて渡ることも出来る鉄の巨大な運搬橋です。 |