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アボメイの王宮群
アボメイの王宮群は、西アフリカのベナン南部ズー県に位置しています。
17世紀前半に、フォン族のド・アクリン王子が建国したアボメイ王国(のちにダホメイ王国に改名)は、12代の王により200年以上存続し、それぞれの王がそれぞれの宮殿を建て、それが遺されたものです。
強力な王の権力で支配し、近隣の国々を侵略しては奴隷を集め、奴隷貿易で栄華を誇りました。
そのこともあり、この西海岸は「奴隷海岸」と呼ばれることになったほどです。
遺された王宮は、この地を襲った大竜巻で被害を受け、完全な形として残っているのは、ケゾー王、グレン王のものとなります。
宮殿は博物館となっていて、ライオンのレリーフやタペストリーなどが展示されています。
竜巻の被害のため、危機遺産とされていましたが、世界遺産基金支援による復旧作業が一段落し、2007年6月には、危機遺産リストからは外されています。
アボメイの王宮群 Royal Palaces of Abomey 所在国:ベナン 世界遺産登録:1985年 種類:文化遺産、危機遺産(2007.6に除去) |
アボメイの王宮群は、西アフリカのベナン南部ズー県に位置しています。
17世紀前半に、フォン族のド・アクリン王子が建国したアボメイ王国(のちにダホメイ王国に改名)は、12代の王により200年以上存続し、それぞれの王がそれぞれの宮殿を建て、それが遺されたものです。
強力な王の権力で支配し、近隣の国々を侵略しては奴隷を集め、奴隷貿易で栄華を誇りました。
そのこともあり、この西海岸は「奴隷海岸」と呼ばれることになったほどです。
遺された王宮は、この地を襲った大竜巻で被害を受け、完全な形として残っているのは、ケゾー王、グレン王のものとなります。
宮殿は博物館となっていて、ライオンのレリーフやタペストリーなどが展示されています。
竜巻の被害のため、危機遺産とされていましたが、世界遺産基金支援による復旧作業が一段落し、2007年6月には、危機遺産リストからは外されています。
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アプラヴァシ・ガート
アアプラヴァシ・ガットは、インド洋のマスカレン諸島のひとつに数えられるアフリカの国、モーリシャスの首都ポートルイスにある移民受入施設の跡地です。
1835年に奴隷制度が廃止された穴を埋めるために、イギリスは強制的に契約を交させたインド系労働者を調達し輸送しました。
その数は40万人にも及んだと伝えられています。
これはクーリー貿易と呼ばれました。
この遺産の名称である、アプラヴァシ・ガートとはヒンディー語で「移民の駅」を意味し、もともとは、「クーリー・ガット」と言われていたものを、差別的な意味があるということで名称が変更になったものです。
世界遺産の中でも、「負の遺産」とされるものの一つです。
世界遺産登録までには多くの紆余曲折がありましたが、国際的な労働力移動の証、という意味が評価され、世界遺産として認められました。
アプラヴァシ・ガート Aapravasi Ghat 所在国:モーリシャス 世界遺産登録:2006年 種類:文化遺産、負の遺産 |
アアプラヴァシ・ガットは、インド洋のマスカレン諸島のひとつに数えられるアフリカの国、モーリシャスの首都ポートルイスにある移民受入施設の跡地です。
1835年に奴隷制度が廃止された穴を埋めるために、イギリスは強制的に契約を交させたインド系労働者を調達し輸送しました。
その数は40万人にも及んだと伝えられています。
これはクーリー貿易と呼ばれました。
この遺産の名称である、アプラヴァシ・ガートとはヒンディー語で「移民の駅」を意味し、もともとは、「クーリー・ガット」と言われていたものを、差別的な意味があるということで名称が変更になったものです。
世界遺産の中でも、「負の遺産」とされるものの一つです。
世界遺産登録までには多くの紆余曲折がありましたが、国際的な労働力移動の証、という意味が評価され、世界遺産として認められました。
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アイールとテネレの自然保護区群
アイルとテネレの自然保護区群は、ニジェールは北部にある、かのサハラ砂漠北部に位置する山岳地帯です。
最高峰である標高2022メートルのバグザン山を筆頭とする、アイル山地には、乾燥地帯特有の植物を多くみることができます。
そのこともあって、ここはサハラ砂漠のオアシス的存在で、サル、レイヨウ類、鳥類、は虫類などの動物が多く生息しています。
中でも、リムガゼル(小型のレイヨウ類)、アダックス(ねじれた角と白い体毛が特徴のウシ科)、バーバリシープ(北アフリカ固有の野生の羊)などの種はいまや貴重で、世界遺産と同時にユネスコ生物圏保護区にも指定されています。
サハラ砂漠エリアにあることと、近隣の紛争によって、自然破壊が進み、危機遺産とされています。
アイールとテネレの自然保護区群 Air and Tenere Natural Reserves 所在国:ニジェール 世界遺産登録:1991年 種類:自然遺産、危機遺産 |
アイルとテネレの自然保護区群は、ニジェールは北部にある、かのサハラ砂漠北部に位置する山岳地帯です。
最高峰である標高2022メートルのバグザン山を筆頭とする、アイル山地には、乾燥地帯特有の植物を多くみることができます。
そのこともあって、ここはサハラ砂漠のオアシス的存在で、サル、レイヨウ類、鳥類、は虫類などの動物が多く生息しています。
中でも、リムガゼル(小型のレイヨウ類)、アダックス(ねじれた角と白い体毛が特徴のウシ科)、バーバリシープ(北アフリカ固有の野生の羊)などの種はいまや貴重で、世界遺産と同時にユネスコ生物圏保護区にも指定されています。
サハラ砂漠エリアにあることと、近隣の紛争によって、自然破壊が進み、危機遺産とされています。