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トンブクトゥ
トンブクトゥ(ティンブクトゥとも呼ばれる)は、西アフリカのマリ共和国内のニジェール川沿いに位置しており、19世紀まで黄金の帝国マリを象徴する「幻の都市」として、ヨーロッパ人には憧れの地ででした。
この地域は北のサハラ砂漠と南の熱帯雨林地帯の境にあたり、遊牧民トゥアレグ族の特定の季節だけの野営地でした。
その野営地が、その後、ラクダ隊商路の要地として発達しました。
北アフリカから馬・織物・武器等が、森林地帯から金や象牙、奴隷、塩などの交易品が行き来するサハラ砂漠の通商路において重要な中継地として都市へ成長し、この地に興隆したガーナ王国、マリ帝国、ソンガイ帝国を通じて莫大な富が集まる重要都市として、16世紀前半には西アフリカ最大のイスラム都市として繁栄の頂点に達しのです。
しかし、ポルトガルや他のヨーロッパ諸国から来た探険家や奴隷商人が海路から西アフリカに上陸し、サハラ砂漠を経由しない通商路が開拓され、トンブクトゥは衰退を始めました。
さらに1591年にはモロッコ人のスルタンに仕えていたムーア人の傭兵集団に占領され、それ以来、ますます重要な通商路としての地位を失っていきました。
とはいえ、トンブクトゥが建設されたのは12世紀のはじめ頃ですが、このあたりで活動する商人は「ワンガラ」と呼ばれ、そのネットワークはいくらか形をかえつつも現在も生き続けていると言われています。
サグラダ・ファミリアを設計したアントニ・ガウディは、この地の泥土で建てられたモスクの様式に啓発されたと言われています。
トンブクトゥ Timbuktu 所在国:マリ共和国 世界遺産登録年:1988年 世界遺産の種類:文化遺産 |
トンブクトゥ(ティンブクトゥとも呼ばれる)は、西アフリカのマリ共和国内のニジェール川沿いに位置しており、19世紀まで黄金の帝国マリを象徴する「幻の都市」として、ヨーロッパ人には憧れの地ででした。
この地域は北のサハラ砂漠と南の熱帯雨林地帯の境にあたり、遊牧民トゥアレグ族の特定の季節だけの野営地でした。
その野営地が、その後、ラクダ隊商路の要地として発達しました。
北アフリカから馬・織物・武器等が、森林地帯から金や象牙、奴隷、塩などの交易品が行き来するサハラ砂漠の通商路において重要な中継地として都市へ成長し、この地に興隆したガーナ王国、マリ帝国、ソンガイ帝国を通じて莫大な富が集まる重要都市として、16世紀前半には西アフリカ最大のイスラム都市として繁栄の頂点に達しのです。
しかし、ポルトガルや他のヨーロッパ諸国から来た探険家や奴隷商人が海路から西アフリカに上陸し、サハラ砂漠を経由しない通商路が開拓され、トンブクトゥは衰退を始めました。
さらに1591年にはモロッコ人のスルタンに仕えていたムーア人の傭兵集団に占領され、それ以来、ますます重要な通商路としての地位を失っていきました。
とはいえ、トンブクトゥが建設されたのは12世紀のはじめ頃ですが、このあたりで活動する商人は「ワンガラ」と呼ばれ、そのネットワークはいくらか形をかえつつも現在も生き続けていると言われています。
サグラダ・ファミリアを設計したアントニ・ガウディは、この地の泥土で建てられたモスクの様式に啓発されたと言われています。
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トゥルカナ湖国立公園群
トゥルカナ湖国立公園群は、ケニア北部、トゥルカナ湖にある3つの国立公園の総称です。
1.
東岸に位置するシビロイ国立公園 (Sibiloi National Park)
2.
湖の中央に浮かぶセントラル・アイランド国立公園 (Central Island National Park)
3.
南端近くのサウス・アイランド国立公園 (South Island National Park)の3つの国立公園からなっています。
トゥルカナ湖は、「黒い水」と呼ばれているケニア北部のアフリカ大地溝帯にあり、ナイルワニやカバの一大棲息地であり、渡り鳥やフラミンゴを含む350種の水鳥が棲むトゥルカナ湖の生態系や生息環境は、動植物の貴重な研究地区となっています。
また、先史時代の環境の理解につながるコービ・フォラ (Koobi Fora) の人類祖先の化石産地があります。
交通がきわめて不便な場所でなので訪問者は少ないですが、荒涼とした湖岸に縁取られた翡翠色の湖水が、草木の生えていない絶壁の間を南北に伸びる印象的な景観、水鳥の大規模な生息地、数百万年前の人類の化石の産地、といった観光資源には恵まれています。
2001年に登録範囲をサウス・アイランド国立公園も含め、以前の「シビロイ/セントラルアイランド国立公園」(1997年12月登録)から登録名称もトゥルカナ湖国立公園群に変更されました。
ケニアの他の国立公園と同じように、ケニア野生生物公社 (Kenya Wildlife Service: KWS) によって管理されています。
トゥルカナ湖国立公園群 Lake Turkana National Parks 所在国:ケニア 世界遺産登録年:1997年 世界遺産の種類:自然遺産 |
トゥルカナ湖国立公園群は、ケニア北部、トゥルカナ湖にある3つの国立公園の総称です。
1.
東岸に位置するシビロイ国立公園 (Sibiloi National Park)
2.
湖の中央に浮かぶセントラル・アイランド国立公園 (Central Island National Park)
3.
南端近くのサウス・アイランド国立公園 (South Island National Park)の3つの国立公園からなっています。
トゥルカナ湖は、「黒い水」と呼ばれているケニア北部のアフリカ大地溝帯にあり、ナイルワニやカバの一大棲息地であり、渡り鳥やフラミンゴを含む350種の水鳥が棲むトゥルカナ湖の生態系や生息環境は、動植物の貴重な研究地区となっています。
また、先史時代の環境の理解につながるコービ・フォラ (Koobi Fora) の人類祖先の化石産地があります。
交通がきわめて不便な場所でなので訪問者は少ないですが、荒涼とした湖岸に縁取られた翡翠色の湖水が、草木の生えていない絶壁の間を南北に伸びる印象的な景観、水鳥の大規模な生息地、数百万年前の人類の化石の産地、といった観光資源には恵まれています。
2001年に登録範囲をサウス・アイランド国立公園も含め、以前の「シビロイ/セントラルアイランド国立公園」(1997年12月登録)から登録名称もトゥルカナ湖国立公園群に変更されました。
ケニアの他の国立公園と同じように、ケニア野生生物公社 (Kenya Wildlife Service: KWS) によって管理されています。
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チョンゴニ・ロック‐アート地域
チョンゴニ岩石芸術地域は、2006年に文化遺産として世界遺産登録された遺跡です。
岩壁や洞窟などに描かれた先史時代の芸術に関する遺跡は、結構多くの登録例があるようです。
数多くの岩絵群があるチョンゴニ岩石芸術地域は、マラウイ中部デッザ県中部にあります。
洞窟壁画や居住の痕跡をうかがわせる遺跡は、チョンゴニ森林保護区の区域内を中心に127が確認されています。
初期の絵画は狩猟生活を物語るように狩人が描かれています。
それ以降は、農耕生活を裏付けるような農耕的な主題が絵がられています。
前者を描いたのは石器時代のバトワ人 (Ba Twa) で、後者を描いたのはチェワ人 (Chewa) です。
チェワ人はこの地域の洞窟に住み、20世紀に至るまで、この地で岩絵群を蓄積してきたのです。
チョンゴニ岩石芸術地域は、「現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠」として、2006年にやっと登録されました。
登録が遅れた理由は、なんと、申請書類の不備等によって審議が延期されていたからなんだそうです。
近年は、岩壁や洞窟など遺産は登録件数が増えている傾向のようです。
注目されているのが分かりますね。
※マラウイ Malawi アフリカ大陸南東部にある共和国。
正式国名はマラウイ共和国で、かつてのイギリス保護領ニヤサランド。
東にマラウイ湖が広がり、モザンビーク、タンザニア、ザンビアと接する。
総面積は11万8484km2で、その5分の1近くがマラウイ湖と3つの小さな湖で占められている。
チョンゴニ・ロック‐アート地域 Chongoni Rock-Art Area 所在国:マラウイ共和国 世界遺産登録年:2006年 世界遺産の種類:文化遺産 |
チョンゴニ岩石芸術地域は、2006年に文化遺産として世界遺産登録された遺跡です。
岩壁や洞窟などに描かれた先史時代の芸術に関する遺跡は、結構多くの登録例があるようです。
数多くの岩絵群があるチョンゴニ岩石芸術地域は、マラウイ中部デッザ県中部にあります。
洞窟壁画や居住の痕跡をうかがわせる遺跡は、チョンゴニ森林保護区の区域内を中心に127が確認されています。
初期の絵画は狩猟生活を物語るように狩人が描かれています。
それ以降は、農耕生活を裏付けるような農耕的な主題が絵がられています。
前者を描いたのは石器時代のバトワ人 (Ba Twa) で、後者を描いたのはチェワ人 (Chewa) です。
チェワ人はこの地域の洞窟に住み、20世紀に至るまで、この地で岩絵群を蓄積してきたのです。
チョンゴニ岩石芸術地域は、「現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠」として、2006年にやっと登録されました。
登録が遅れた理由は、なんと、申請書類の不備等によって審議が延期されていたからなんだそうです。
近年は、岩壁や洞窟など遺産は登録件数が増えている傾向のようです。
注目されているのが分かりますね。
※マラウイ Malawi アフリカ大陸南東部にある共和国。
正式国名はマラウイ共和国で、かつてのイギリス保護領ニヤサランド。
東にマラウイ湖が広がり、モザンビーク、タンザニア、ザンビアと接する。
総面積は11万8484km2で、その5分の1近くがマラウイ湖と3つの小さな湖で占められている。