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ガランバ国立公園
ガランバ国立公園とは、1938年に創設されたガランバ川一帯を含む国立公園で、1980年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
キタシロサイの保護区として知られているガランバ国立公園ですが、密猟の横行などでキタシロサイは激減し、世界遺産リストからの抹消も検討されたことがあるなど、危機的な状況にある国立公園です。
コンゴ民主共和国北東部の、スーダン国境近くに広がっています。
この国立公園で最も特徴的なのは、先ほども触れましたキタシロサイですが、このサイはシロサイの亜種で、もともとはコンゴ民主共和国やその近隣など、限られた地域にしか生息していなかったサイです。
残念ながら密猟等により、絶滅危惧種に指定されています。
また、キタシロサイの生息と並んでこの国立公園の特色となっているのがアフリカゾウの調教です。
アフリカの他の国立公園には見られないゾウの調教センターもあり、この調教は観光などに結びつく事業であり、地域住民に収入の途を与えています。
結果として密猟を防止することに役立っているようです。
ガランバ国立公園のその他の動物としては、コンゴキリン・アヌビスヒヒ・ウォーターバック・ヒョウ・ライオン等が生息しています。
植物で特徴的なのは、ソーセージノキ(ノウゼンカズラ科)・ヒパレーニア(イネ科)・パピルスなどが生育していることです。
ガランバ国立公園 Garamba National Park 所在国:コンゴ民主共和国 世界遺産登録:1980年 種類:自然遺産/危機遺産 |
ガランバ国立公園とは、1938年に創設されたガランバ川一帯を含む国立公園で、1980年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
キタシロサイの保護区として知られているガランバ国立公園ですが、密猟の横行などでキタシロサイは激減し、世界遺産リストからの抹消も検討されたことがあるなど、危機的な状況にある国立公園です。
コンゴ民主共和国北東部の、スーダン国境近くに広がっています。
この国立公園で最も特徴的なのは、先ほども触れましたキタシロサイですが、このサイはシロサイの亜種で、もともとはコンゴ民主共和国やその近隣など、限られた地域にしか生息していなかったサイです。
残念ながら密猟等により、絶滅危惧種に指定されています。
また、キタシロサイの生息と並んでこの国立公園の特色となっているのがアフリカゾウの調教です。
アフリカの他の国立公園には見られないゾウの調教センターもあり、この調教は観光などに結びつく事業であり、地域住民に収入の途を与えています。
結果として密猟を防止することに役立っているようです。
ガランバ国立公園のその他の動物としては、コンゴキリン・アヌビスヒヒ・ウォーターバック・ヒョウ・ライオン等が生息しています。
植物で特徴的なのは、ソーセージノキ(ノウゼンカズラ科)・ヒパレーニア(イネ科)・パピルスなどが生育していることです。
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オスン-オソボ聖林
オスン-オソボ聖林とは、ナイジェリア連邦共和国のオソボという都市の郊外に位置する高地原生林のことです。
南ナイジェリアの主要な森の最後の1つと言われており、2005年にオスン-オソボ聖林は世界遺産に登録されました。
ナイジェリア連邦共和国には、オスン-オソボ聖林のほかに1999年には東部にあるスクルの集落が「スクルの文化的景観」として国内最初の世界遺産として登録されました。
その他、ユネスコの「人間と生物圏計画」にもとづいて1カ所が生物圏保護地区に指定されています。
さて、オスン-オソボ聖林ですが、ここにはヨルバ文化の女神であるオスンが住んでいるとされています。
オスン-オソボ聖林が、豊かさの象徴であるオスンの女神の住居と考えられているのです。
そして、この密林には、神殿、像などが点在しています。
すなわち、ヨルバ族の神殿・密林の景色と、その曲りくねった川のうちの1本には、オスンと他のヨルバ族神を記念して聖域と聖地、彫刻とアートワークが点在しているのです。
現在すべてのヨルバ族類のための象徴とされるグローヴは、おそらくヨルバ族文化の最後の神聖な木立ちと言う事が出来るでしょう。
オスン-オソボ聖林 Osun-Osogbo Sacred Grove 所在国:ナイジェリア連邦共和国 世界遺産登録:2005年 種類:文化遺産 |
オスン-オソボ聖林とは、ナイジェリア連邦共和国のオソボという都市の郊外に位置する高地原生林のことです。
南ナイジェリアの主要な森の最後の1つと言われており、2005年にオスン-オソボ聖林は世界遺産に登録されました。
ナイジェリア連邦共和国には、オスン-オソボ聖林のほかに1999年には東部にあるスクルの集落が「スクルの文化的景観」として国内最初の世界遺産として登録されました。
その他、ユネスコの「人間と生物圏計画」にもとづいて1カ所が生物圏保護地区に指定されています。
さて、オスン-オソボ聖林ですが、ここにはヨルバ文化の女神であるオスンが住んでいるとされています。
オスン-オソボ聖林が、豊かさの象徴であるオスンの女神の住居と考えられているのです。
そして、この密林には、神殿、像などが点在しています。
すなわち、ヨルバ族の神殿・密林の景色と、その曲りくねった川のうちの1本には、オスンと他のヨルバ族神を記念して聖域と聖地、彫刻とアートワークが点在しているのです。
現在すべてのヨルバ族類のための象徴とされるグローヴは、おそらくヨルバ族文化の最後の神聖な木立ちと言う事が出来るでしょう。
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ウワダン、シンゲッティ、ティシット及びウワラタの古い集落
ウワダン、シンゲッティ、ティシットとウワラタの古い集落とは、モーリタニア内陸部にあるアドラル地方、タガント地方、ホズ・エッシャルギ地方に位置する世界遺産(文化遺産)で、サハラ砂漠と、その周辺部に点在する四つの隊商都市のことです。
モロッコとマリやガーナを結ぶ交易路の中継地として、10〜12世紀頃からサハラ交易が盛んなりし頃に栄え、イスラム文化が開花するのに大きく貢献した都市群です。
当時、ここはラクダの隊商で賑わいました。
地中海文明圏のモノと情報が砂漠にあふれていました。
砂丘に囲まれたシンゲッティの旧市街には、当時の富豪がイスラム教の聖地メッカから取り寄せていた数百年も前の古書が1万冊以上も残っています。
交易で成した財を投じ、教養を身につけることがステータスだったのです。
観光都市化が進められているシンゲッティとは違って、ティシットの街はモーリタニアで最も隔絶された陸の孤島です。
ティシットは、20世紀の大干ばつに見舞われてしまったため、急激な過疎化が進んでいます。
そのために、住人がティシットの街を出てしまっているため、伝統的な石を積んだ住居が主を失い、廃墟と化す可能性が出てきました。
さしたる産業も無く貧困を強いられているティシットを守るにはインフラを早急に整備する必要があるでしょう。
ウワダン、シンゲッティ、ティシット及びウワラタの古い集落 Ancient ksour of Ouadane, Chinguetti, Tichitt and Oualata 所在国:モーリタニア 世界遺産登録:1996年 種類:文化遺産 |
ウワダン、シンゲッティ、ティシットとウワラタの古い集落とは、モーリタニア内陸部にあるアドラル地方、タガント地方、ホズ・エッシャルギ地方に位置する世界遺産(文化遺産)で、サハラ砂漠と、その周辺部に点在する四つの隊商都市のことです。
モロッコとマリやガーナを結ぶ交易路の中継地として、10〜12世紀頃からサハラ交易が盛んなりし頃に栄え、イスラム文化が開花するのに大きく貢献した都市群です。
当時、ここはラクダの隊商で賑わいました。
地中海文明圏のモノと情報が砂漠にあふれていました。
砂丘に囲まれたシンゲッティの旧市街には、当時の富豪がイスラム教の聖地メッカから取り寄せていた数百年も前の古書が1万冊以上も残っています。
交易で成した財を投じ、教養を身につけることがステータスだったのです。
観光都市化が進められているシンゲッティとは違って、ティシットの街はモーリタニアで最も隔絶された陸の孤島です。
ティシットは、20世紀の大干ばつに見舞われてしまったため、急激な過疎化が進んでいます。
そのために、住人がティシットの街を出てしまっているため、伝統的な石を積んだ住居が主を失い、廃墟と化す可能性が出てきました。
さしたる産業も無く貧困を強いられているティシットを守るにはインフラを早急に整備する必要があるでしょう。