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ワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷)
ワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷)は、エジプト北部でナイル川にほど近い、西部砂漠地帯の位置にある自然遺産です。
別名で「クジラ渓谷」とも呼ばれています。
ワディ・エル‐ヒータンは、その別名の通りに、進化途上のクジラの化石が多数発掘されていることでよく知られています。
それは約4000万年前のこの地に、テチス海とよばれる海が広がっていたためであり、堆積した砂岩・石灰岩・頁岩の地層から、原始的なクジラの化石、海牛類の化石、サメの歯、カメの化石など、海に住む生物の化石が多く発見されています。
また地層の調査から、海が隆起した後はマングローブの森が広がる海岸地帯だったと考えられています。
ワディ・エル‐ヒータンから発見されたクジラの化石は、始新世のクジラのバシロサウルス、最も大きい原始クジラのバシロザウルス、小型クジラ種のドルドン、などがあります。
ワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷) Wadi Al-Hitan (Whale Valley) 所在国:エジプト・アラブ共和国 世界遺産登録:2005年 種類:自然遺産 |
ワディ・エル‐ヒータン(クジラの谷)は、エジプト北部でナイル川にほど近い、西部砂漠地帯の位置にある自然遺産です。
別名で「クジラ渓谷」とも呼ばれています。
ワディ・エル‐ヒータンは、その別名の通りに、進化途上のクジラの化石が多数発掘されていることでよく知られています。
それは約4000万年前のこの地に、テチス海とよばれる海が広がっていたためであり、堆積した砂岩・石灰岩・頁岩の地層から、原始的なクジラの化石、海牛類の化石、サメの歯、カメの化石など、海に住む生物の化石が多く発見されています。
また地層の調査から、海が隆起した後はマングローブの森が広がる海岸地帯だったと考えられています。
ワディ・エル‐ヒータンから発見されたクジラの化石は、始新世のクジラのバシロサウルス、最も大きい原始クジラのバシロザウルス、小型クジラ種のドルドン、などがあります。
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フレーデフォート・ドーム
フレーデフォート・ドームは、南アフリカ共和国の中央部に近く、ヨハネスブルグ(Johannesburg)の南西120kmに位置する自然遺産です。
半径が190kmにも及ぶ巨大な隕石の衝突跡(クレーター)で、約20億2300万年前のものとも言われ、地球上で最も古い隕石の衝突跡となっています。
地表の隕石クレーターは、水や空気による浸食作用や地殻変動などによってほとんどが消えてしまうため、現存するフレーデフォート・ドームは、地球の地質の歴史を調べたり、惑星の進化の歴史を調べる上で貴重な遺産となっています。
フレーデフォートのドームは、世界で最も古く、最大で、最も深い隕石クレーターで、地表に露出した部分で隕石の衝突を示す貴重な鉱石を採取することができます。
さらにフレーデフォートの地層には金の鉱脈があり、世界最大の金の埋蔵地となっていることでも知られています。
フレーデフォート・ドーム Vredefort Dome 所在国:南アフリカ共和国 世界遺産登録:2005年 種類:自然遺産 |
フレーデフォート・ドームは、南アフリカ共和国の中央部に近く、ヨハネスブルグ(Johannesburg)の南西120kmに位置する自然遺産です。
半径が190kmにも及ぶ巨大な隕石の衝突跡(クレーター)で、約20億2300万年前のものとも言われ、地球上で最も古い隕石の衝突跡となっています。
地表の隕石クレーターは、水や空気による浸食作用や地殻変動などによってほとんどが消えてしまうため、現存するフレーデフォート・ドームは、地球の地質の歴史を調べたり、惑星の進化の歴史を調べる上で貴重な遺産となっています。
フレーデフォートのドームは、世界で最も古く、最大で、最も深い隕石クレーターで、地表に露出した部分で隕石の衝突を示す貴重な鉱石を採取することができます。
さらにフレーデフォートの地層には金の鉱脈があり、世界最大の金の埋蔵地となっていることでも知られています。
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コンドア・ロック‐アート遺跡群
コンドア・ロック‐アート遺跡群は、タンザニアのほぼ中央部に位置するドドマ州コンドア地区にある文化遺産です。
コンドアの大きな谷間に接する急斜面に、自然な石によって作られた洞窟の壁画群を中心とする遺跡です。
2千年あまりに渡り蓄積された石の絵画や、いまだ住んでいる人々の伝統文化が評価されています。
コンドアの壁画は、弓矢を携えた狩人やレイヨウ、ゾウなどの狩猟対象の獣が、赤い絵と白黒の絵で描かれていることが良く知られています。
描かれた年代的には、赤い絵が古く1500年ほど遡って白黒の絵が描かれたと言われています。
また洞窟は聖地と崇められ、現在もまだ宗教的儀式や伝統行事に使われています。
コンドアの洞窟群は150以上あると言われ、未だに全体像は未解明となっていますが、主な所にパヒ (Pahi complex) 、クンドゥシ‐キニャシ (Kundusi-Kinyasi complex) 、チェケ・チュンガイ (Cheke Chungai complex) などがあります。
コンドア・ロック‐アート遺跡群 Kondoa Rock Art Sites 所在国:タンザニア連合共和国 世界遺産登録:2006年 種類:文化遺産 |
コンドア・ロック‐アート遺跡群は、タンザニアのほぼ中央部に位置するドドマ州コンドア地区にある文化遺産です。
コンドアの大きな谷間に接する急斜面に、自然な石によって作られた洞窟の壁画群を中心とする遺跡です。
2千年あまりに渡り蓄積された石の絵画や、いまだ住んでいる人々の伝統文化が評価されています。
コンドアの壁画は、弓矢を携えた狩人やレイヨウ、ゾウなどの狩猟対象の獣が、赤い絵と白黒の絵で描かれていることが良く知られています。
描かれた年代的には、赤い絵が古く1500年ほど遡って白黒の絵が描かれたと言われています。
また洞窟は聖地と崇められ、現在もまだ宗教的儀式や伝統行事に使われています。
コンドアの洞窟群は150以上あると言われ、未だに全体像は未解明となっていますが、主な所にパヒ (Pahi complex) 、クンドゥシ‐キニャシ (Kundusi-Kinyasi complex) 、チェケ・チュンガイ (Cheke Chungai complex) などがあります。