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中央シホテ-アリン
「中央シホテ-アリン」だけだと何だか分かりにくいですが、これは別のガイドブックによれば「シホテ-アリン山脈中央部」となっています。
ではこの地はどこにあるかというと、日本に意外と近い場所にあります。
北海道の稚内と日本海を挟んだ対岸のロシア沿海州、ナホトカの北東400Kmに位置するシホテ-アリン山脈がそれです。
中央シホテ-アリンは自然遺産となっていますが、中央部はテルネイ地区と呼ばれ、自然保護区に指定され、テルネイ地区の北部は動物自然保護区となっています。
自然保護区はロシアのタイガ(針葉樹森林帯)となっておりカラマツ、エゾマツ、トドマツ、白樺が原生林のまま残されています。
また動物相として絶滅が危惧されているアムールトラやミミズク、オオカミ、熊等の生息地としても知られています。
ここで注目したいのは南方系の動物と北方系の動物が一緒に生息していることです。
こうした点が世界遺産に登録する理由となっています。
中央シホテ-アリン Central Sikhote-Alin 所在国:ロシア 世界遺産登録:2001年 種類:自然遺産 |
「中央シホテ-アリン」だけだと何だか分かりにくいですが、これは別のガイドブックによれば「シホテ-アリン山脈中央部」となっています。
ではこの地はどこにあるかというと、日本に意外と近い場所にあります。
北海道の稚内と日本海を挟んだ対岸のロシア沿海州、ナホトカの北東400Kmに位置するシホテ-アリン山脈がそれです。
中央シホテ-アリンは自然遺産となっていますが、中央部はテルネイ地区と呼ばれ、自然保護区に指定され、テルネイ地区の北部は動物自然保護区となっています。
自然保護区はロシアのタイガ(針葉樹森林帯)となっておりカラマツ、エゾマツ、トドマツ、白樺が原生林のまま残されています。
また動物相として絶滅が危惧されているアムールトラやミミズク、オオカミ、熊等の生息地としても知られています。
ここで注目したいのは南方系の動物と北方系の動物が一緒に生息していることです。
こうした点が世界遺産に登録する理由となっています。
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河港都市グリニッジ
イギリスのグリニッジは、グリニッジ天文台がある場所としての方が、日本ではよく知られているでしょう。
グリニッジ天文台はイギリスが世界を制するためには航海術の発展が必要で、それには天体観測が不可欠だったことから置かれました。
さて、グリニッジは16世紀以降、海洋王国イギリスの主要な水上交通の表玄関として栄えてきました。
町の中心となる建物は、後期ルネッサンス様式の影響を受けたクイーンズハウスがあります。
ここには国立海事博物館も併設されています。
またバロック建築では王立海軍学校や旧王立天文台などがあります。
王立海軍学校は、クリストファー・レンの手がけた丸天井付きの傑作で、世界遺産登録地の中央にあります。
ここはグリニッジ財団 (the Greenwich Foundation) が管理しており、毎日訪問者に無料で開放されています。
またグリニッチには世界唯一の扇博物館 (Fan Museum)もあります。
グリニッチ桟橋の近くには19世紀後半の貿易で活躍したカティサーク号が乾ドックで保存展示されています。
河港都市グリニッジ Maritime Greenwich 所在国:イギリス 世界遺産登録:1997年 種類:文化遺産 |
イギリスのグリニッジは、グリニッジ天文台がある場所としての方が、日本ではよく知られているでしょう。
グリニッジ天文台はイギリスが世界を制するためには航海術の発展が必要で、それには天体観測が不可欠だったことから置かれました。
さて、グリニッジは16世紀以降、海洋王国イギリスの主要な水上交通の表玄関として栄えてきました。
町の中心となる建物は、後期ルネッサンス様式の影響を受けたクイーンズハウスがあります。
ここには国立海事博物館も併設されています。
またバロック建築では王立海軍学校や旧王立天文台などがあります。
王立海軍学校は、クリストファー・レンの手がけた丸天井付きの傑作で、世界遺産登録地の中央にあります。
ここはグリニッジ財団 (the Greenwich Foundation) が管理しており、毎日訪問者に無料で開放されています。
またグリニッチには世界唯一の扇博物館 (Fan Museum)もあります。
グリニッチ桟橋の近くには19世紀後半の貿易で活躍したカティサーク号が乾ドックで保存展示されています。
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メッセル・ピットの化石地域
メッセル・ピットはドイツのヘッセン州フランクフルト南部のダルムシュタット近郊にあります。
ここは5300万年前から3700万年前(新世代始新世前期)までは湖であり、世界でも有数の化石産地として知られています。
こうした化石から当時の生活環境がうかがえる貴重な資料が得られています。
この地の化石の特徴は保存状態が極めてよく、羽や毛の跡が化石として残るほどです。
発掘された動植物の化石は膨大な数におよび、その種類はプロパレオテリウム(馬の祖先)やサンショウウオ、魚類、鳥類、昆虫類、植物類などにわたっています。
最初に化石が発見されたのは1875年ですが、この地域は石油が出るということで、かなり採掘が進められ、大規模な破壊が行われ、多くの化石が破壊されました。
さらに産業廃棄物処分場としての計画も持ち上がりましたが、市民の反対運動で計画は中止されました。
メッセル・ピットの化石地域 Messel Pit Fossil Site 所在国:ドイツ 世界遺産登録:1995年 種類:自然遺産 |
メッセル・ピットはドイツのヘッセン州フランクフルト南部のダルムシュタット近郊にあります。
ここは5300万年前から3700万年前(新世代始新世前期)までは湖であり、世界でも有数の化石産地として知られています。
こうした化石から当時の生活環境がうかがえる貴重な資料が得られています。
この地の化石の特徴は保存状態が極めてよく、羽や毛の跡が化石として残るほどです。
発掘された動植物の化石は膨大な数におよび、その種類はプロパレオテリウム(馬の祖先)やサンショウウオ、魚類、鳥類、昆虫類、植物類などにわたっています。
最初に化石が発見されたのは1875年ですが、この地域は石油が出るということで、かなり採掘が進められ、大規模な破壊が行われ、多くの化石が破壊されました。
さらに産業廃棄物処分場としての計画も持ち上がりましたが、市民の反対運動で計画は中止されました。