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安徽(エンフィ)南部の古村落−西逓(シーディ)・宏村(ホンツゥン)
安徽(エンフィ)南部の古村落−西逓(シーディ)・宏村(ホンツゥン)は中国(中華人民共和国)の安徽省は黄山の麓、黒多県の明時代のものが29棟、清時代のものが3600棟あまりも残っている古民家群で、北宋時代に形成された祠堂、牌楼、古民家などの建築群3600棟がほぼ完全に保存されており、2000年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
建築様式は「徽州建築」「徽州派」「徽派」と呼ばれる独特の風格と精巧な窓枠彫刻で有名で、レンガ、木と大理石の彫刻技術が優れ、豪華で上品に造られています。
その中で最も有名な村が西逓(シーディ)と宏村(ホンツゥン)であり、西逓(シーディ)は村の面積は約13ヘクタールで、胡氏一族の繁栄を象徴する巨大なシンボルである牌坊や、胡文光刺使坊、瑞玉庭、桃李園、西園、東園、大夫第、敬愛堂、青雲軒、膺福堂、篤敬堂、凌雲閣、履福堂など多くの建築物が精緻で壮麗なたたずまいを今に伝えています。
宏村(ホンツゥン)は1131年に建てられた牛の形をした古い村で「牛型村落」とも呼ばれており、山・2本の大木・4つの石橋・数百件の民家をそれぞれ牛の体の頭部、角、足、胴体に見立てて造られています。
牛の腸に見立てられている村中を巡っているクリークは山の泉から水を引いて各民家の前まで導かれており、現在でも生活・生産・防火・気候調節・環境美化・空気浄化など多くの機能をもつ人工水路網として利用されています。
清時代に塩問屋として財をなした豪商の豪邸である承志堂は煉瓦と木を組み合わせた精緻で豪華な造りになっており、湖に写る古民家群と黄山山脈は世界で最も美しい村、中国画の郷とも言われています。
安徽(エンフィ)南部の古村落−西逓(シーディ)・宏村(ホンツゥン) Ancient Villages in Southern Anhui - Xidi and Hongcun 所在国:中国(中華人民共和国) 世界遺産登録年数:2000年 世界遺産の種類:文化遺産 |
安徽(エンフィ)南部の古村落−西逓(シーディ)・宏村(ホンツゥン)は中国(中華人民共和国)の安徽省は黄山の麓、黒多県の明時代のものが29棟、清時代のものが3600棟あまりも残っている古民家群で、北宋時代に形成された祠堂、牌楼、古民家などの建築群3600棟がほぼ完全に保存されており、2000年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
建築様式は「徽州建築」「徽州派」「徽派」と呼ばれる独特の風格と精巧な窓枠彫刻で有名で、レンガ、木と大理石の彫刻技術が優れ、豪華で上品に造られています。
その中で最も有名な村が西逓(シーディ)と宏村(ホンツゥン)であり、西逓(シーディ)は村の面積は約13ヘクタールで、胡氏一族の繁栄を象徴する巨大なシンボルである牌坊や、胡文光刺使坊、瑞玉庭、桃李園、西園、東園、大夫第、敬愛堂、青雲軒、膺福堂、篤敬堂、凌雲閣、履福堂など多くの建築物が精緻で壮麗なたたずまいを今に伝えています。
宏村(ホンツゥン)は1131年に建てられた牛の形をした古い村で「牛型村落」とも呼ばれており、山・2本の大木・4つの石橋・数百件の民家をそれぞれ牛の体の頭部、角、足、胴体に見立てて造られています。
牛の腸に見立てられている村中を巡っているクリークは山の泉から水を引いて各民家の前まで導かれており、現在でも生活・生産・防火・気候調節・環境美化・空気浄化など多くの機能をもつ人工水路網として利用されています。
清時代に塩問屋として財をなした豪商の豪邸である承志堂は煉瓦と木を組み合わせた精緻で豪華な造りになっており、湖に写る古民家群と黄山山脈は世界で最も美しい村、中国画の郷とも言われています。
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チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)はインド最大の商業都市である西海岸のマハラシュトラ州の州都のムンバイ(1995年にボンベイから現地語発音のムンバイに改名)南部のフォート地区の北端にあります。
イギリスの植民地時代であった1888年に造られ、ヴィクトリア朝のゴシック・リヴァイヴァル建築とインドの伝統的建築が融合させた荘厳で華麗な駅舎であり、2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)は建築家フレデリック・ウィリアム・スティーヴンスによって設計され、完成までに10年の歳月が掛かりました。
当時はヴィクトリア女王時代であったために「ヴィクトリア駅(Victoria Terminus:VT)」と名付けられましたが、ヒンドゥー・ナショナリズムの風潮もあり、1996年に17世紀のマラータ王国の王チャトラパティ・シヴァージー(Chhatrapati Shivaji)にちなんで「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(Chhatrapati Shivaji Terminus:CST)」と改名されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)は19世紀の鉄道駅建築として非常に進歩的な構造と技術力を持っており、今も現役のインドで最も乗降客の多い駅として活躍しています。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス) Chhatrapati Shivaji Terminus (formerly Victoria Terminus) 所在国:インド 世界遺産登録年数:2004年 世界遺産の種類:文化遺産 |
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)はインド最大の商業都市である西海岸のマハラシュトラ州の州都のムンバイ(1995年にボンベイから現地語発音のムンバイに改名)南部のフォート地区の北端にあります。
イギリスの植民地時代であった1888年に造られ、ヴィクトリア朝のゴシック・リヴァイヴァル建築とインドの伝統的建築が融合させた荘厳で華麗な駅舎であり、2004年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)は建築家フレデリック・ウィリアム・スティーヴンスによって設計され、完成までに10年の歳月が掛かりました。
当時はヴィクトリア女王時代であったために「ヴィクトリア駅(Victoria Terminus:VT)」と名付けられましたが、ヒンドゥー・ナショナリズムの風潮もあり、1996年に17世紀のマラータ王国の王チャトラパティ・シヴァージー(Chhatrapati Shivaji)にちなんで「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス(Chhatrapati Shivaji Terminus:CST)」と改名されました。
チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅(旧名ヴィクトリア・ターミナス)は19世紀の鉄道駅建築として非常に進歩的な構造と技術力を持っており、今も現役のインドで最も乗降客の多い駅として活躍しています。
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青城山(チンチャンシェン)と都江堰(デゥジャンイェン)水利(灌漑)施設
青城山(チンチャンシェン)と都江堰(デゥジャンイェン)水利(灌漑)施設は中国(中華人民共和国)の四川省にある2000年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された地域です。
青城山(チンチャンシェン)は四川省都江堰市の南西約15キロメートルに位置しており、中国の道教の発祥の地としても有名です。
また山々には常緑樹の古木が多く、一年を通して緑が絶えないことから青城山(チンチャンシェン)と名付けられました。
青城山(チンチャンシェン)は前山と後山に分けられており、前山の景観は優美であり文化財、古跡が多いのに対して、後山の自然の風景は神秘的な美しさを湛えておりそのコントラストも見事で、特に、建福宮、天然図画、天師洞、上清宮などが有名な場所です。
都江堰(デゥジャンイェン)水利(灌漑)施設は四川省の省都である成都から西北に約60キロメートルの都江堰市の西に位置しています。
この地域は長江の支流である岷江の度重なる氾濫に悩まされていましたが、紀元前3世紀頃の秦昭王の時代に秦国の李氷とその息子が先人の治水の経験を生かし、地元住民を率いて灌漑と干ばつ時の水流を自動制御する水利工事(岷江を外江と内江に仕切り、外江で余分な水を排し、内江で水を引いた分水と治水、土砂排出と防災の設備)に着手し約8年の歳月を掛けて完成させました。
この都江堰(デゥジャンイェン)水利(灌漑)施設はそれ以来、成都平原の肥沃で広大な平野を潤し、四川省の経済・文化の発展に大きな貢献を果たしたと言われています。
青城山(チンチャンシェン)と都江堰(デゥジャンイェン)水利(灌漑)施設 Mount Qingcheng and the Dujiangyan Irrigation System 所在国:中国(中華人民共和国) 世界遺産登録年数:2000年 世界遺産の種類:文化遺産 |
青城山(チンチャンシェン)と都江堰(デゥジャンイェン)水利(灌漑)施設は中国(中華人民共和国)の四川省にある2000年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された地域です。
青城山(チンチャンシェン)は四川省都江堰市の南西約15キロメートルに位置しており、中国の道教の発祥の地としても有名です。
また山々には常緑樹の古木が多く、一年を通して緑が絶えないことから青城山(チンチャンシェン)と名付けられました。
青城山(チンチャンシェン)は前山と後山に分けられており、前山の景観は優美であり文化財、古跡が多いのに対して、後山の自然の風景は神秘的な美しさを湛えておりそのコントラストも見事で、特に、建福宮、天然図画、天師洞、上清宮などが有名な場所です。
都江堰(デゥジャンイェン)水利(灌漑)施設は四川省の省都である成都から西北に約60キロメートルの都江堰市の西に位置しています。
この地域は長江の支流である岷江の度重なる氾濫に悩まされていましたが、紀元前3世紀頃の秦昭王の時代に秦国の李氷とその息子が先人の治水の経験を生かし、地元住民を率いて灌漑と干ばつ時の水流を自動制御する水利工事(岷江を外江と内江に仕切り、外江で余分な水を排し、内江で水を引いた分水と治水、土砂排出と防災の設備)に着手し約8年の歳月を掛けて完成させました。
この都江堰(デゥジャンイェン)水利(灌漑)施設はそれ以来、成都平原の肥沃で広大な平野を潤し、四川省の経済・文化の発展に大きな貢献を果たしたと言われています。