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マルタの巨石神殿群
マルタ共和国は、地中海中央部、イタリアのシチリア島の南に位置し、マルタ、ゴッツォ、コミノ、コミノット、フィルフラの5島からなる小さな国です。
その総面積は、淡路島の約2分の1の大きさにしかなりません。
地中海の中心部に位置していたので、古来より様々な民族によって文化と歴史が彩られてきました。
また、地中海にありながら、唯一英語圏であり、イギリス連邦に属しています。
マルタ島と近くのゴゾ島では、紀元前4500〜前2000年頃の約30の巨石神殿が発見され、そのうちの6つがマルタの巨石神殿群として世界遺産に登録されています。
最古のものはマルタ島のスコルバ神殿で、建造時期は前4500〜前4100年頃です。
最近まで、世界最古の建築は、エジプトのピラミッドだと考えられていましたが、マルタの巨石神殿が、有名なギザのピラミッドよりも500年から1000年も古いこと判明し、世界最古の建造物とされ注目を集めています。
また、16世紀にこの地を支配した聖ヨハネ騎士団が要塞都市として作り上げたマルタ島のヴァレッタ、ゴゾ島のヴィクトリアなどは、時代そのままの中世の残り香が漂よう美しい街並が世界遺産に登録されています。
地下に造られたハル・サフリエニ神殿などに代表される、地母神に捧げられたマルタ独特の建築様式です。
紀元前4500−2000年頃建てられた巨石神殿や16世紀に聖ヨハネ騎士団がトルコ軍の襲撃の防衛目的で構築した城塞都市、首都ヴァレッタ。
このヴァレッタには聖ヨハネ騎士団の守護神ヨハネを奉った聖ヨハネ大聖堂や騎士団長の館などがあります。
島のいたる所に残る先史時代の巨石神殿、16世紀に聖ヨハネ騎士団がトルコ軍の襲撃の防衛目的で構築した城塞都市、首都ヴァレッタ。
中世と先史が入り混じります。
ゴゾを代表する伝統工芸、レース編み。
全て手仕事による精緻の技は、島の女性のたしなみとして、今もしっかり受け継がれています。
マルタの巨石神殿群 Megalithic Temples of Malta 所在国:マルタ共和国 世界遺産登録年:1980年 世界遺産の種類:文化遺産 |
マルタ共和国は、地中海中央部、イタリアのシチリア島の南に位置し、マルタ、ゴッツォ、コミノ、コミノット、フィルフラの5島からなる小さな国です。
その総面積は、淡路島の約2分の1の大きさにしかなりません。
地中海の中心部に位置していたので、古来より様々な民族によって文化と歴史が彩られてきました。
また、地中海にありながら、唯一英語圏であり、イギリス連邦に属しています。
マルタ島と近くのゴゾ島では、紀元前4500〜前2000年頃の約30の巨石神殿が発見され、そのうちの6つがマルタの巨石神殿群として世界遺産に登録されています。
最古のものはマルタ島のスコルバ神殿で、建造時期は前4500〜前4100年頃です。
最近まで、世界最古の建築は、エジプトのピラミッドだと考えられていましたが、マルタの巨石神殿が、有名なギザのピラミッドよりも500年から1000年も古いこと判明し、世界最古の建造物とされ注目を集めています。
また、16世紀にこの地を支配した聖ヨハネ騎士団が要塞都市として作り上げたマルタ島のヴァレッタ、ゴゾ島のヴィクトリアなどは、時代そのままの中世の残り香が漂よう美しい街並が世界遺産に登録されています。
地下に造られたハル・サフリエニ神殿などに代表される、地母神に捧げられたマルタ独特の建築様式です。
紀元前4500−2000年頃建てられた巨石神殿や16世紀に聖ヨハネ騎士団がトルコ軍の襲撃の防衛目的で構築した城塞都市、首都ヴァレッタ。
このヴァレッタには聖ヨハネ騎士団の守護神ヨハネを奉った聖ヨハネ大聖堂や騎士団長の館などがあります。
島のいたる所に残る先史時代の巨石神殿、16世紀に聖ヨハネ騎士団がトルコ軍の襲撃の防衛目的で構築した城塞都市、首都ヴァレッタ。
中世と先史が入り混じります。
ゴゾを代表する伝統工芸、レース編み。
全て手仕事による精緻の技は、島の女性のたしなみとして、今もしっかり受け継がれています。
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ホレズ修道院
ホレズ修道院 は、ルーマニアのオルテニア地方にある、唯一の世界文化遺産の修道院です。
ホレズ修道院 は、1688〜1714年にこの地を統治した領主「コンスタンティン・ブルンコヴェアヌ」によって1691年から6年間の歳月をかけて建てられました。
独創的なデザインは、この領主の名前にちなみ「ブルンコヴェネスク様式」と呼ばれています。
すべて真っ白な建物で、質素でありながら、優美で気品をただよさせています。
ホレズ修道院はカッパツナという山の麓にあり、見渡す限り森が続いていてここは隔絶された環境の中に建てられています。
山でフクロウが良く鳴くのでホレース(ふくろう)修道院と名付けられました。
教会は石造りで、あちこちに繊細な彫刻があり、内部には保存状態のよい美しい壁画があります。
それは見事です。
残念ながら建物の教会内部の写真は撮影禁止です。
そのほかにも、当時の教会で使われた道具、4,000冊の本、絵画など、面白いコレクションが、このホレズ修道院では見られます。
教会の周辺部に神父の住居である小屋があります。
さらに、この修道院には小さな付属の教会が4つあります。
鐘楼から時を告げる鐘の音が聴こえ、それが非常に趣き深い雰囲気を醸し出すのです。
この眺めのいいテラスで昼食をとることができます。
一般の人を対象の宿泊施設も備わっています。
素泊まりで1泊90lei(約3500円)。
少人数でとても家庭的な雰囲気でした。
黒い服を着た修道女さんが食事を運んでくれました。
ホレズ修道院 Monastery of Horezu 所在国:ルーマニア 世界遺産登録年:1993年 世界遺産の種類:文化遺産 |
ホレズ修道院 は、ルーマニアのオルテニア地方にある、唯一の世界文化遺産の修道院です。
ホレズ修道院 は、1688〜1714年にこの地を統治した領主「コンスタンティン・ブルンコヴェアヌ」によって1691年から6年間の歳月をかけて建てられました。
独創的なデザインは、この領主の名前にちなみ「ブルンコヴェネスク様式」と呼ばれています。
すべて真っ白な建物で、質素でありながら、優美で気品をただよさせています。
ホレズ修道院はカッパツナという山の麓にあり、見渡す限り森が続いていてここは隔絶された環境の中に建てられています。
山でフクロウが良く鳴くのでホレース(ふくろう)修道院と名付けられました。
教会は石造りで、あちこちに繊細な彫刻があり、内部には保存状態のよい美しい壁画があります。
それは見事です。
残念ながら建物の教会内部の写真は撮影禁止です。
そのほかにも、当時の教会で使われた道具、4,000冊の本、絵画など、面白いコレクションが、このホレズ修道院では見られます。
教会の周辺部に神父の住居である小屋があります。
さらに、この修道院には小さな付属の教会が4つあります。
鐘楼から時を告げる鐘の音が聴こえ、それが非常に趣き深い雰囲気を醸し出すのです。
この眺めのいいテラスで昼食をとることができます。
一般の人を対象の宿泊施設も備わっています。
素泊まりで1泊90lei(約3500円)。
少人数でとても家庭的な雰囲気でした。
黒い服を着た修道女さんが食事を運んでくれました。
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ペタヤヴェシの古い教会
ペタヤヴェシの古い教会は、サンタクロースの国フィンランドの首都ヘルシンキから北へ約300?のケスキ・スオミ県にあり、フィンランドの典型的な木造聖堂の建築様式を当時のままの姿で保存されています。
この教会は地元の棟梁ヤーコ・レッパネンによって、1763年から1765年にかけて建てられました。
聖堂は、たてと横が同じ長さのギリシャ十字架の形をした白い土台に八角形の丸天井が載っています。
屋根は、魚のうろこ状の板葺き寄せ棟造りで、18世紀のスカンジナビア半島東部の木造教会に特徴的な建築様式を踏襲しています。
また、中世以来の伝統に従って屋根の内側に少々赤いオークルの色がついています。
そして屋根にはこの建築に携わった大工たちのイニシャルが刻まれています。
教会内部は、素朴な美しさを持つ四人の使徒やたくさんの天使たちの木像が彫り込まれている素晴らしい説教壇が置かれています。
祭壇の後ろには、絵画『聖なる堅信』(カール・フレデリック・ブロムの作)や、モーゼとマルティン・ルターの肖像画が吊るされています。
この教会は、湖のそばに建てられており、冬の間でも水路を通じて容易に通えるようになっています。
洗礼、結婚、コンサートなど、今でも宗教的な大きな行事の時には使われています。
ペタヤヴェシの古い教会 Petajavesi Old Church 所在国:フィンランド共和国 世界遺産登録年:1994年 世界遺産の種類:文化遺産 |
ペタヤヴェシの古い教会は、サンタクロースの国フィンランドの首都ヘルシンキから北へ約300?のケスキ・スオミ県にあり、フィンランドの典型的な木造聖堂の建築様式を当時のままの姿で保存されています。
この教会は地元の棟梁ヤーコ・レッパネンによって、1763年から1765年にかけて建てられました。
聖堂は、たてと横が同じ長さのギリシャ十字架の形をした白い土台に八角形の丸天井が載っています。
屋根は、魚のうろこ状の板葺き寄せ棟造りで、18世紀のスカンジナビア半島東部の木造教会に特徴的な建築様式を踏襲しています。
また、中世以来の伝統に従って屋根の内側に少々赤いオークルの色がついています。
そして屋根にはこの建築に携わった大工たちのイニシャルが刻まれています。
教会内部は、素朴な美しさを持つ四人の使徒やたくさんの天使たちの木像が彫り込まれている素晴らしい説教壇が置かれています。
祭壇の後ろには、絵画『聖なる堅信』(カール・フレデリック・ブロムの作)や、モーゼとマルティン・ルターの肖像画が吊るされています。
この教会は、湖のそばに建てられており、冬の間でも水路を通じて容易に通えるようになっています。
洗礼、結婚、コンサートなど、今でも宗教的な大きな行事の時には使われています。